幸せの法則シリーズ、第16弾です。
「蒔かぬ種は生えぬ、蒔いた種は必ず生える」と言われます。
こんな話が、『こころの道』という本に紹介されていました。
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努力が大切、と分かっていても、
あまりにも目前の山が大きくて、くじけそうになることもある。
そんな時、元気を与えてくれるのが
「愚公、山を移す」
の故事成語であろう。
昔、中国に、愚公という老人がいた。
家の前に大きな山が二つある。
どこへ出かけるにも、この山の麓を、ぐるりと遠回りしなければならない。
直線距離の、何倍にもなる。
「実に、不便だ。なんとかならぬものか……」
ついに、九十歳になろうとする愚公が一大決心をした。
家族を集め、
「おまえたちと力を合わせて、この山を平らにして、
真っすぐな道を作ろうと思うが、どうだろうか」
と、相談を持ちかけた。
最初に口を開いたのは妻である。けげんな顔をして、愚公に不満をぶつける。
「あなた、自分の年を考えてみてください。
そんなこと、できるもんですか。
第一、山を崩した土や石は、どこへやるんですか」
妻の反対ぐらいで、ぐらつく愚公ではない。
父親の、凛とした姿に打たれた子供たちが、立ち上がった。
「お母さん、大丈夫だよ。
僕たちが精一杯、お父さんを助けるから。
土や石は、海まで運んで捨てればいいさ」
かくて、愚公は、子供たちを引き連れて作業を開始した。
山には岩石が多いので、打ち砕くだけでも一苦労だった。
もっこ(土や石などを盛り、棒でかついで運ぶ道具)に載せて、
二人一組でかついで海辺まで往復する。
海といっても、見える距離にはない。
片道、何日間も歩いて、やっとたどり着くありさまだった。
この、壮大すぎる計画を聞き、智叟という利口な老人が、見学に来た。
そして、あざ笑うかのように、言うのであった。
「愚公よ、君は、なんてバカなんだ。
あんな大きな山を、平らにできるわけがなかろう。
だいたい、君は今、九十歳じゃないか。
あと何年、生きているつもりなんだ。
やめたほうがいいよ」
すると愚公は、深くため息をついて、言った。
「君の考えは、浅はかだよ。
たとえ私が死んでも、子供が残っている。
子供は孫を生む。孫はまた、子供を生む。
その子はまた、子供を持つ……。
子々孫々と続いて絶えることがない。
ところが、山は、これ以上、高くはならないからね。
とすれば、いつの日か、必ず、平らにできるはずだ」
知者を自認する智叟も、これには返答のしようがなかったという。
この「愚公、山を移す」の寓話は、
大目標に向かう者の心構えを示している。
家族の理解がなかったり、軽薄な評論家から非難されたりしても、
「ここ一つ、やり抜くぞ」
の信念と、不断の努力があれば、成就する日は、必ずやってくるのだ。
イギリスの歴史家、トマス・カーライルは、
「すべての大偉業は、最初は不可能事だと言われた」
と言っている。
目的の大きさに比例して、
努力精進しなければならぬのは、
因果の鉄則。
孤独と闘いながら、歴史に残る偉業を果たした人々の、いかに多いことか。
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1年のうち、363日間。
これは、アメリカ大リーグで活躍するマリナーズのイチロー選手が、
小学3年生から中学3年生までの7年間、バッティングセンターに通いつめていた
年間の日数です。
365日のうちのあとの2日間は、バッティングセンターが休業した正月の2日間。
8年連続200本安打という偉業は、
決して一朝一夕のものではないことがわかります。
また、大変な成績を残すその影で、
地道な種まきが光ることを知らされるエピソードがあります。
イチロー選手は、子供たちに、
「メジャーリーグで活躍するために一番大切なことは何ですか?」
と聞かれたとき、
「お父さん、お母さんから買ってもらった道具を大切にして、
バット、グローブ、スパイクを磨くことです。」
と答えています。
イチロー選手自身、試合に勝っても負けても、
その後に必ずすることは、道具の手入れだそうです。
いつも使用するバットのスィートスポット(ボールが当たるところ)を
絶対に地面に付けません。
バットを地面に置くときは、グローブの手のひらの部分にバットを入れて
置くといいます。
自分が取り組む野球に対しての思い入れが、
そのようなところにも現れていることがわかります。
「人命は地球よりも重い」
そんな重い命で、私たちは日々を生きています。
「一日一日を大切に生きる」
「毎日を後悔なく生きる」
と口で言うことは簡単ですが、
イチローの野球にかける思いと、日々の種まきを知ると、
「本当に自分は毎日を大切に生きていると言えるだろうか」
と反省させられます。
もちろん、ただ一生懸命であれば良いのではなく、
その努力の方向性が大切なのは言うまでもありません。
このような言葉で教えて頂いています。
○大地を踏みしめてゆく心がけ
一切のことは、急いで急がず、急がずに急ぐ、ことが大切である。
目的が、一大事であればある程、素晴らしければ素晴らしい程、
脚下を凝視し、大地を踏みしめてゆく心がけが、
大事業を速く達成する秘訣なのである。
(『光に向かって心地よい果実』より)
日々の心がけと種まきを大切にしてゆきたいと思います。
(*^-^)
■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■
最近、イラストを描く機会が多いですが、
「あれ、描くの大変でしょう??」
と聞かれることがたびたびあります。
「いやいや、そんなに大変じゃないですよぉ」
と答えると、
「そんなことないでしょー」
という展開に……。
実際のことを言いますと、
1枚あたりカップラーメンにお湯を入れてフタをして待つ時間ほど。
なので、少々、変なところがあっても、どうぞご勘弁を……(言い訳)。
知人と、食べ物の話題になりました。
実は、私、かなり嫌いな食べ物が多いです。
一番ダメなのは、ピーナッツ。
これは、アレルギーもあって、ガマンしても食べられません。
食べるとノドが痒くなるんです。
これがまた、よく、お菓子に入っているんですよね。
小学生の頃は、出されたお菓子を、何も考えることなく素直に
「ぱくーっ」
と食べてました。
すると、実はピーナッツが入っていたりして、
「あんぎゃー」
と心で叫ぶことがたびたびでした。
成長すると、お菓子の包装の形状、雰囲気から、
ピーナッツのオーラを感じ、事前に察知することが出来るようになりました。
お菓子なら、食べなくてもいいのですが、食事はそうはいきません。
嫌いな物は大人になれば、味覚が変わって食べられるようになる、
と言われてきましたが、まだ嫌いなままのものが多いです
(ということは、まだ大人になってない??)。
せっかく富山に来ながら、海産物に苦手なものが多いので、困ったものです。
エビとか、カニは、なかなか好きになれず、旅館とかでカニ鍋が出た時は、
カニをまるまるお隣の方へプレゼント。
嫌がる人は誰もないので、双方の利益となって円満解決ですが……。
心をこめて作ってくださったものばかりですから、すべて有難くおいしくいただきたい。
早く大人になれるように、がんばります!!
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ぴょんたの
ひまわり日記
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