お釈迦さまは、


すべての人の後生(死後)に一大事のあること


を教えられた方です。


仏教とはその後生の一大事の解決を勧められた教えなのです。



今日の自殺の連鎖は、この本当の仏教が


全く伝わっていないところから生じた悲劇とはいえないでしょうか。



後生の一大事を教えないどころか、


「念仏称えてさえいれば、死んだら、皆極楽へ往ける」


「死んだ人は、皆仏」


と教える人ばかりです。


耳に入りやすい、このような死後観を世間中が吹聴しながら、


一方で、目の前の苦悩に沈んでいる人たちに、


「死ぬな」


と強いるのはおかしなことです。


自殺に向かう人々も本当は生きたいのです。


苦しみに負けずに生きる勇気、自殺してはいけない理由を


切実に欲しているはずです。



お釈迦さまはその答えを、次のようなお言葉で示されました。


「天上天下、唯我独尊」(てんじょうてんが・ゆいがどくそん)


「我々人間は、天上天下広しといえども、


 たった一つしかない聖なる使命を果たすべく、


 この世へ生まれてきたのだ」


約2600年前に、インドのルンビニー園という花園で誕生された


お釈迦さまは、天と地を指さされてこうおっしゃったといわれています。


このお言葉を多くの人々は、


「この世でいちばん偉くて尊いものは、自分一人である」


と、お釈迦さまが威張られたことのように誤解し、


大変うぬぼれた言葉のように扱っています。

しかし、これは、決してそのような心でおっしゃったものではありません。


この「我」は、お釈迦さまだけのことではなく、


人間一人一人のことです。


だから、人間だれしもお釈迦さまと同じように、


「天上天下、唯我独尊」


なのであり、またそう言えるのです。


「独尊」とは、たった一つの尊い使命



それは、弥陀の本願によって、後生の一大事を解決し、


未来永遠の幸福の身になることにほかなりません。



この目的を知り、この目的に向かって全力を挙げ、


この目的を完成した時にこそ、すべての人々が、天と地に向かって、


「天上天下、唯我独尊」


と、宣言せずにおれなくなるのです。


本当の生きる目的が、仏法に明らかにされていることを知れば、


かけがえのない生命の尊厳が知らされ、自殺がなぜいけないか


ハッキリするでしょう。



自殺で大切な家族を失った悲しみは計り知れませんが、


遺された人が自らの生と死の問題に向き合い、


本当の生きる意味を知らされる御縁としなければ、


亡くなった方の死を無駄にしてしまうことになりかねません。



僧侶は、その真の生きる意味を、お釈迦さまの教えによって


明らかにすることが、遺族の方々の最も重要な心のケアとなることを、


仏のみ教えを伝える者として自覚しなければならないのではないでしょうか。



■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■


かつて大阪で、遺族ケアの会の方から招待を受けて


仏教の勉強会をさせて頂いたことがあります。


平日であったにもかかわらず、40名ほどの方々が集まられ、


熱心に話を聞いておられました。


大切なご家族を失われ、心の支えを求めているお気持ちを


吐露される方もありました。


日本では、毎年3万人以上の人が自ら命を絶っています。


対策を講じても、その数は、一向に減りません。


参加者であった遺族の方の中にも、自殺でご主人を失った方もおられました。


一人の自殺者が家族や親戚を含め10名に心的影響を与えると考えるならば、


毎年、30万人が何らかの心のダメージを受けていることになります。


苦しみ悩みの絶えない人生ですが、


私たちは苦しむために生まれてきたのでも、生きているのでもありません。


「人間に生まれてよかった」


という生命の大歓喜を獲るための人生です。


そのことを、自殺で家族を失ったご遺族の方のみならず、


すべての皆さんにお伝えしたいと思います。



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