今朝の毎日新聞の記事が目に入った。


「自殺者:偏見根強い宗教界 安心して悼む場を」


という見出し。


「自殺者が11年連続で年間3万人を超えた。


悲しみや自責の念を抱える遺族は増えているが、


自殺への偏見や無理解は宗教界にも根強く……」


という書き出して「?」と思って読んでみました。


宗教界の自殺への偏見や無理解って何だろう?


そういえば、“自殺”について、他の宗教ではどう教えられているのか、


あまり聞いたことがない。


どんな問題があるのだろう?


そんな関心を持ちつつ、読んでみてビックリ!!



●自殺者の遺族が通夜や葬儀の法話で僧侶から


 「命を粗末にした人間は浮かばれない」


 「自殺は許されないことだから地獄に落ちる」


 と言われたといった話をよく聞くという。



●ある遺族は息子の位牌(いはい)の戒名の最後に


 「自戒」という2文字を入れられた。


 「自戒」が自殺を意味すると知った遺族は本山に抗議したが、


 僧侶は戒名のつけ直しに応じたものの、さらに戒名料を請求したという。


 戒名に「痴」という文字を入れられた遺族もいる。



●夫の戒名料を50万円出そうとしたら「自殺だから位牌は書かない。


 (戒名料が)80万円なら書く」と僧侶に言われ、やむなく払った。



●子どもが自殺し菩提寺(ぼだいじ)に葬儀を頼んだが、


 断られた上に墓にも入れられないと言われた。



●仏教だけでなく、カトリックでも葬儀で「好ましくない死に方だ」と説教する


 神父がいるという。


(●の項目は、毎日新聞の記事から抜粋)



読んでみると、ほとんど仏教ではないかっ??


「命を粗末にした人間は浮かばれない」


「自殺は許されないことだから地獄に落ちる」


こんなことを僧侶が話をしていたとしたら、


仏教に対する誤解をますます増長させるだけでしょう。



ただでさえ、仏教の教えは世間で誤解されているわけですから。


「戒名」(浄土真宗では「法名」)についても、根深い迷信がある


と感じます。


死んだ人につける名前を法名と思っている人が多すぎますが、


本当はそういうものではありません。


遺族の方も、僧侶も、双方が仏教の教えを誤解しているために、


おかしなことがまかり通って、こんな記事まで書かれないといけない


悲惨な状況になっていることを、


お釈迦さまや親鸞聖人は、


悲しく思っておられることでしょう。



「自殺した人に対して、どうあるべきか」を論ずる前に、


「なぜ自殺はいけないことなのか」について、


お釈迦さまはどのように教えておられるのか、正しく知らねばならないでしょう。



 人間は、なかなか死ねるものではありません。


 それなのに、自殺するのは余程の苦しみ、悩みがあってのことでしょう。


 そんな苦しみを軽減していく努力が大切なのは言うまでもありません。


 しかし、仏教では


 "どんなに苦しくとも、なぜ生きねばならぬのか"


 "死んだらどうなるのか"


その答えがわからないことこそが、


自ら死を選ぶ本当の理由であると教えられています。


 自殺を少しでも減らそうと議論する中で、この肝心な点にふれる人は、


ほとんどないと言ってもいいと思います。


 口をそろえて、


 〝生きていれば、きっといいことがある〟


 〝死ねば悲しむ人がある。だから自殺は良くない〟


と答えています。


 しかし、生きていてもいいことがあると思えず、死を決意した人にとって、


これがどれだけの説得力を持つでしょう。


 死んではいけない本当の理由は何なのか。


 だれも断言できないのは、断言できる真の人生の目的、


生きねばならぬ理由を知らないから、に違いありません。


 仏教では、自殺についてどう教えられるか。


 中編へ続きます。



■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■


出生率「1.37」で3年連続上昇、という記事を読んだ。


「お、いいじゃないか」


と思ったけれど、現実と比較して「本当にそうか??」と疑わしく思った。


数字にはトリックがあったりするから、記事をよく読むと案の定。


要は、出産適齢期の女性の数自体が減ったことによる


ポイント上昇ということでした。


割り算をする母体数が減ったんですから、ポイントは増えます。


出生の内容は、第3子として生まれた赤ちゃんは増加、


しかし、第1子、第2子は前年より減ったそうです。


つまり、若い親にあたる世代の減少が要因ということです。


少子化対策の予算は、経済協力開発機構の加盟国は


平均してGDP(国内総生産)の2%を子育て支援や家族関連に


支出しているのに、日本は0・8%にとどまるそうです。


一方、死亡数は114万2467人(1分間に約2人が死亡)で戦後最多。


出生数から死亡数を差し引いた増減数は前年より5万1317人のマイナス。



高齢者の割合が増え、今の若者(自分を含む)が


今後の日本の社会を支えていけるのか??



社会の体制を、今、真剣に見直して、未来に向けて早期に対策を


講じていかないと、どんどん沈んでいってしまうように感じるのは、


私だけでしょうか?



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