東京国立博物館 で開催中の「国宝 阿修羅展」


「阿修羅立像」(奈良・興福寺蔵)が人気、という記事をみました。

中高年はもちろん若者の姿が多数見受けられるそうです。

“阿修羅”については、私は専門ではないので、詳しいことは書けませんが、


仏教を学ぶ前から、よく耳にした言葉でした。


剣道を題材にしたアニメ「六三四の剣」 は、


主人公の夏木六三四(むさし)のライバルとして、東堂修羅がいました。

川原正敏作の格闘漫画、「修羅の門」 も好きでした。月刊少年マガジンに


連載されていたマンガです。

阿修羅という言葉の「修羅」は、「修羅場」とも言われるように、


闘争をイメージさせます。

仏教では、私たちの永遠の生命は、6つの迷いの世界を経巡っていると


教えられます。これを六道(六界)と言います。

地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天上界


の6つの迷いの世界です。

この中の修羅界は、闘争の絶えない世界として教えられています。

現在、人間界に生を受け、人間として生きている私たちですが、人間界以外の、


地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、天上界、いずれの世界にもいたことが


あるのです。

しかも、地獄界、餓鬼界、畜生界は、6つの迷いの世界の中でも特に苦しみが


激しく、三悪道と言われます。

中でも地獄界は、最も苦しみの激しい世界であり、


その世界での寿命は八万劫年と言われます。

一劫が、4億3千2百万年ですから、八万劫は、実にその八万倍という


気の遠くなる長さの寿命です。



また、ある時、地獄の苦しみについてお弟子がお釈迦さまに尋ねたところ、


お釈迦さまは、


「どんな言葉を使っても説くことは出来ない」


と答えておられます。


「それでは例えでなりと……」


とお弟子が言うので、お釈迦さまは、次のような例えで教えておられます。


「朝と昼と夜の3度、


 それぞれ100本の槍で突かれるのだ。


 その苦しみを何と思うか」


と尋ねられました。


「わずか一本の槍で突かれてさえ



 どんなに苦しいだろうに、


 一日300本で突かれる苦しみは想像も及びません」


とお弟子が答えるとお釈迦さまは、小さな石を拾われて、


「この石と向こうのヒマラヤ山と、どちらが大きいか」


と突拍子もないことを言われる。


「それはそれは、とても比較にはなりません。


 大変な違いでございます」


と答えると、


「毎日、300本の槍で突かれる苦しみを


 この石だとすれば、


 ジゴクの苦しみはあのヒマラヤ山のごとしだ」


とおっしゃっています。



 これでは私たちに、地獄の苦しみを分からせることは、


私たちが犬や猫にテレビやパソコンの説明をするよりも、


大変なことであったに違いありません。

「地獄」と聞くと、虎の皮のフンドシの鬼や湯玉たぎる釜を想像して、


あざけったり笑ったりするのは、


苦しみを表す表現であることを知らないからです。

特にインテリを自負する人たちの中には、

「死後の地獄など架空の物語だ」

と蔑視するのが聡明な知識人の証、とさえ錯覚している人が多いようです。

相当の仏教学者や自称「親鸞聖人のファン」の作家でもそうですから、


いかに仏教を正しく理解するのが難しいか、ということでしょう。

「地獄」とは、自分の業(行為)が生み出す実在の世界


なのだと、仏智を体得されたお釈迦さまは、説かれているのです。

「地獄に堕ちる」というのは、「結果」ですが、そのような結果を引き起こす


「原因」が必ずあり、それは己自身にある、と仏教では教えられます。

「そんな恐ろしい世界に堕ちていくような原因?


 そんなことやってないけどなぁ……」

と思うのは、私が私自身のことに真っ暗がりだから、と言われます。

自分自身に真っ暗がりな心を「無明(むみょう)の闇」と教えられ、


すべての人が抱える心です。

あの親鸞聖人は、無明の闇が破られ、自分自身の本当の姿を知らされて、



「いずれの行も及び難き身なれば、


 とても地獄は一定すみかぞかし」


                              (『歎異抄』第二章)

いずれの善行もできぬ親鸞は、地獄のほかに行き場がないのである、


とおっしゃっています。

人間の本当の姿とは、いかなる姿なのでしょうか?

これは仏教という法の鏡によらねば絶対にわかりません。

鏡に近づけば近づくほど自分の姿が見えてくるように、


仏教を聞いていくと知らされてくるのが本当の自分の姿です。


■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■


今まで富山で電車通勤してましたが、ようやく車を購入。

連休明け、やっとやっと手に入れました。

(連休中は陸運局が休みだったので、代車で走ってました)

え?どんな車かって?

それが、この画像の車さ!!



ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-プレオ.JPG


ばーん!! (え?手描き?)


安全運転に努めます。

(*^-^)

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