ひまわり日記・親鸞会の講師の一人はこんな人-空を見上げて

仏教に関心を持っている人は、世代にかかわらず非常に多いことを、いろいろな方と話をしていて感じます。

しかし、「学んでみたい」という気持ちはあるものの、「懸念」もあるようです。

宗教団体が起こす数々の問題が、ニュースで報道されるたびに、

「宗教ってこわいな」

「結局、お金が目的だろう」

などのイメージを与えています。

平成7年にオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件も、“宗教のこわさ”を世間に印象づけました。

大学において、ダミーサークル(偽装サークル)で勧誘したり、教団の創始者である男が信者に性的暴行をしたとして問題になった摂理という団体もありました。


そのような社会的に問題のある宗教団体を“カルト宗教”とし、それらから大学生を守ろう、との動きが、今年初めて複数の大学が協力して取り組むことになりました。

以下は、そのニュース記事です。

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●カルト宗教から大学生を守れ 45大学が立ち上がる

 カルト宗教から大学生を守ろうと、大学職員やカルト問題を専門に研究する教授らが今月中旬、キャンパス内の勧誘情報を交換するネットワークを立ち上げる。大学を横断するカルト対策は初めてだという。これまでに45大学の計50人が参加を表明。勧誘が盛んになる入学シーズンを前に、ネットワークによる情報共有で、カルト宗教による学生の被害を防ぐのが狙いだ。

 「カルトは姿を隠して近づいてくる。対策には情報戦が不可欠」。発起人の川島堅二・恵泉女学園大学教授はこう話す。

 カルト問題を研究する「日本脱カルト協会」によると、カルト宗教は本来の名称や目的を隠したサークルで、「大学生活について先輩から話を聞こう」「就職に向けて自己分析をしよう」などと学生を勧誘。正体を明かさぬまま、ノルマを課した物販や新規勧誘に駆り出したり、親密になった後に「辞めると不幸になる」と脅して入信させ、お布施を強要するなどしているという。

 過去には警察当局の調べで、オウム真理教が偽装サークルで学生を勧誘していた事例が判明。同協会関係者には、カルト入信者の家族から寄せられる脱会相談が現在も絶えないという。

 これまでは、各大学ごとにカルトをテーマにした講習会や討論会で注意を喚起してきたが、川島教授らは「彼らは多くの大学で同じ名前や手口で活動している。情報の共有でみえてくることがある」として、入学シーズンを前に取り組みを始めることにした。

 参加者は大学の教員や学生課職員、カウンセラーなど。メーリングリストに登録し、学生から寄せられる偽装サークルや、いかがわしい勧誘の情報を電子メールで一斉に送受信する。必要に応じ、カルト問題を研究している教授が勧誘の断り方や脱会方法をアドバイスするほか、新入生にオリエンテーションなどで注意を促すとしている。

 「カルトの線引き」や「信教の自由との兼ね合い」などを課題として指摘する声もあるが、川島教授は「うそをついて勧誘するのは、そもそも詐欺行為。活動にどっぷり漬かると本分である学業を全うできなくなることが多い。学生を守るのは大学側の社会的、教育的な責任」と話している。

2009.3.1 18:33 msn 産経ニュースより
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090301/crm0903011835021-n1.htm


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学生が、宗教に関心を持つことは、命の尊さを学んだり、また日本や世界の文化的背景を学ぶ上でも、非常に大切なことなのですが、宗教の目的を逸脱した“宗教を語る団体”に騙される危険性があることは否めません。

実際に、私が大阪大学に在学していたときも、明らかに本来の宗教とは目的を異にする団体の勧誘を何度か受けました。

幸いにも、私は仏教を学ぶサークルで、宗教について、その目的や、歴史、また教えの内容について学んでいたので、「おかしい」と気づきましたが、知識がなければ、単に「いい人だから」ということで、その集まりに参加していたかもしれません。

宗教の関係で、自分に何かを勧めてくる人の多くは“善意”であることが多いため、その団体の正邪を見抜くことは難しいように思います。

仏教に限ったことを言えば、その目的が、

「健康になれる」

「お金が儲かる」

「人間関係が良くなる」

というものは、仏教が目的とするものではないので、それらのために信仰するのは「おかしい」と思って間違いありません。


私自身は、学生たちに大いに仏教を学んでもらいたい、と思っています。

日本の自殺者は11年連続で3万人を超え、薬物に手を出す人、異常な犯罪も増えています。

「生きる意味がわからない」

「努力したって、どうせ報われない」

など、晴れ晴れとした青空の下を歩く人々も、その心は暗い闇に覆われています。


仏教は、まさにその「生きる意味」がテーマであり、仏教の教えの根幹である「因果の道理」は、「努力は必ず報われる」ことを教えています。


多くの人が宗教に対する正しい知識を身につけることで、破壊的カルト宗教は、その居場所を失うことになるでしょう。

カルト宗教問題の根本は、それを信じる“人”が問題なのでなく、その“教え”に問題があります。


「殺人」を犯した“人”を処罰しても、「殺人」を勧める“教え”がある限り、それを信じた人が次から次へと「殺人」をすることになります。


教育機関でおざなりになっていた「宗教」についての学習が見直され、多くの人が学ぶ機会を得ることはうれしいことです。

立場は異なりますが、正しい仏教の教えを、大学生の皆さんに伝えることで、カルト宗教の被害にあう学生が一人でも減る一助になればと思います。




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