富山は、あいにくの雨です。
でも、そんな日は花粉は飛ばないので、残念な反面、安心かな??
春を迎えるにあたり、いろいろ始めてみよう、と考えている人も多いと思います。
でも、ちょっと待って。
「とりあえず始めよう」「とにかく始めよう」
では、せっかくの努力も無駄になりかねません。
有限の人生、自分にとって何が大切か、知ることが先決ではないでしょうか?
それを知るには、「自分とは何か?」を知ることが大事です。
そこで、本当の幸せに向かって、今回から、「自分」をテーマに勉強していきましょう☆
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「家族みんなが、仲良く暮らしたい」
たったそれだけのことが、かなわない。
一体、なぜでしょうか。
「お宅は善人さまの集まりだからでしょう。
うちは悪人ばかりだからケンカにならないのです」
と、ある人は言います。
これはいったいどういうこと?
次を見てみましょう。
★この世で最も不幸な人
「私の大切なもの」といえば、真っ先に家族を挙げる人が多いでしょう。
大人も子供も、家に帰ってホッとしたい。家族で囲む食卓は、幸せがぎゅーっと詰まったひとときのはず。
でも現実は、絵にかいたような、とばかりはいきません。
くたくたに疲れて仕事から帰れば
「遅いわねぇ!少しは家のことも手伝ってよ」
と責められる夫。
家事と育児でへとへとなのに
「また散らかしているのか」
となじられる妻。
嫁と姑に至っては「あいさつが悪い」「礼を言わない」「少しも大事にしてくれん」。
千年前の書物にも記されるほど長いバトル(戦い)の歴史がある。板挟みの息子は、「この世のジゴクだ」と嘆く。
一つ屋根の下に暮らしながら、いがみ合い、傷つけ合い、涙に暮れているのはなぜでしょう。どうすれば問題が解決するのでしょうか。
その心掛けを、
「オレがオレがの"が"を捨てて
おかげおかげの"げ"で暮らせ」
と、古人は教えました。
「私がこんなに苦しんでいるのに、少しも案じてくれない。薄情な人だ」
「オレがこれだけ親切しているのに」
「私がこれほど尽くしているのに」
怒り、苦しみ、ケンカのもとは、
"オレがこれだけやっている"
のうぬぼれ心にあるようです。
自分がいちばん苦労していると、各自思っている。ホントは、いちばんのんびりしているのが私。
みんなはギリギリ一杯努力しているのだ、と反省する心の余裕がない。
それでは、"おかげさまで"と感謝できず、"ありがとう"の一言が出ません。
そんな時、
「世話しているのではなく、世話になっているのだ」
「堪忍しているのではなく、堪忍してもらっているのだ」
と、心を反転すればどうでしょう。苦しみは半減するに違いありません。
「この世で最も不幸な人は、感謝の心のない人である」と言われます。
「悪いのはあいつだ」と相手を恨み、のろって苦しんでいる時は、自分の姿を忘れているものです。
「では、自分はどれだけ相手の幸せを念じ、尽くしているだろうか。もっとお粗末なのが私なのでは」
と、自己を省みれば、恨み、のろいも解消し、懺悔と感謝の心が生まれるでしょう。
(つづく)
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怒り、苦しみ、ケンカのもとは、うぬぼれ心にあったんですね。
「自分はうぬぼれてない」と思うほどうぬぼれていることはありません。
どれだけうぬぼれないように、と言い聞かせて言い過ぎることはない、と言われます。
お互いに自戒したいものです。
■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■
うぬぼれ。
漢字で書けば「自惚れ」。
これは、煩悩の一つと仏教で教えられます。
煩悩は、私たちを煩わせ悩ませ苦しませるもの。
全部で108つあるので、これを108の煩悩と仏教で言われます。
その中で、六大煩悩と言われる一つが「慢」です。
よく「慢心」と言ったりしますね。「自惚れ心」のことです。
惚れた相手は、全部が良く見えてしまうように、「自惚れ心」は自分のことを、すべて良いことにしてしまう心です。
「お前、ケチくさいよなぁ」と言われれば「節約家なんだよ。エコの時代だろ」と弁明してみたり。
自分のことは、良いように、良いように、としようとする心。
そんな心が自分にあるって、信じられますか?
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ぴょんたの
ひまわり日記
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[発行人]
森安秀邦(ぴょんた)
[Profile]
昭和50年4月13日、ロンドンで生まれ、5歳で日本へ。
英語はすでに忘れ、日本語で精一杯(笑)
小学生のときは、サッカーに没頭。
中学時代は、香港で過ごし、
高校時代は、陸上部(種目は400mH)でした。
スポーツも好きですが、美術系も好きです。
大学は工学部環境工学を専攻してました。
ベイクドチーズケーキと肉ジャガが大好物。
職業は、仏教(浄土真宗)の講師。
浄土真宗親鸞会の講師として法話や勉強会などで話をしています。
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