「ほら、そんなことしたら、お店の人が怒るでしょ。やめなさい」

こんな子供の叱り方をする親があるそうです。

これって変です。


「子供に掃除をさせないで下さい。掃除のおばさんがすればいいのだから」

と学校の先生に言う母親もあるらしい。

これって変です。


「先生、受験に必要ない科目は、勉強させないで下さい。落ちたらどうするんですか」

と文句を言う親もあるらしい。

これって変です。


電車のシートの上を土足であがっている子供を注意しない親があります。

これって変です。


「この前、うちの子に、自転車買ってあげたの。そしたら、すごく喜んで…」

こんな言葉遣いをする親があるそうです。

これって変です。


こんな親に育てられたら、子供はまっすぐ成長できない。

・・・・・・・・・・

 カニの母子が、海辺を散歩していた。

 母が、息子に注意する。

「みっともないから、横に這って歩いてはいけませんよ。ちゃんと、真っすぐに歩きなさい」

 すると息子が答えた。

「僕にお説教するなら、まず、お母さんから、真っすぐに歩いてよ。それを見習うから」

 イソップ物語の一話である。

「人を指摘する者は、まず、自分の姿勢を正してからにせよ」

というメッセージが込められている。


 確かに、自分ができていないのに、人に「こうせよ」と注意しても、素直に聞いてくれるはずがない。

 まず、手本を示して、「このようにするのだ」と導くのが理想だろう。

 親子関係だけでなく、会社や組織の上司、部下の間でも同じである。

 しかし、完璧な人間など、どこにもいない。

「自分もできていないから、これは言えないな」

と逃げていたのでは、いつまでたっても、子供も、部下も、成長しない。

「おまえに注意した以上、自分もこれから正していく」

と、ともに向上を目指していく謙虚な気持ちが、必要であろう。

・・・・・・・・・・

と、本には書かれてありました。

自分がラクをしたいから、人には言わない、という姿勢は間違ってるでしょう。

子供に嫌われたくないから、子供を注意しない、という親があれば、親子ともども不幸のどん底に突き落とされます。

もちろん、ただ怒鳴りつければよい、というものでもありませんが…。

“子育ては命がけ”と聞いたことがあります。

命をかけねば、子供はまっすぐには育たない、ということでしょう。

自分の都合を優先させることばかり考えては、この世から暗黒の地獄以外ありません。

因果の道理にしたがって、本当の幸せに向かって、歩んでいきたいものです。


■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■

今回、短編アニメ映画部門でアカデミー賞を受賞した「つみきのいえ」という映画を見ました。

短い映画でしたが、メッセージ性の強い、何ともいえない哀愁漂う映画でした。

水没してゆく街に住む一人のおじいさん。

水位があがるのに合わせて、家も上へ上へとレンガを積んで高くしてゆきます。

ある日、大切なパイプを、水の中に落としてしまいます。

おじいさんは、潜水服を着て、海へともぐってゆくのですが、かつて生活していた場所が、おじいさんに昔を思い出させます。

亡くなったおばあさんを看病していたころ、

子供夫婦と孫が遊びに来たときのこと、

子供が生まれたときのこと、

結婚したころのこと、

恋人同士であったときのこと……。

水没してゆく街ではあるけれど、思い出深いその家から、おじいさんは離れることが出来ないのです。

皆さんは、この映画で何を感じるでしょう?

短い映画ですが、観る機会があるといいですね。

(*^-^)


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 ぴょんたの
  ひまわり日記
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[発行人]
森安秀邦(ぴょんた)

[Profile]
昭和50年4月13日、ロンドンで生まれ、5歳で日本へ。
英語はすでに忘れ、日本語で精一杯(笑)
小学生のときは、サッカーに没頭。
中学時代は、香港で過ごし、
高校時代は、陸上部(種目は400mH)でした。
スポーツも好きですが、美術系も好きです。
大学は工学部環境工学を専攻してました。
ベイクドチーズケーキと肉ジャガが大好物。
職業は、仏教(浄土真宗)の講師。
浄土真宗親鸞会の講師として法話や勉強会などで話をしています。

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