最近、パソコンを使う機会が、相当増えました。
何というか、目が痛い……。
やさしい緑が恋しいなぁ、と思う今日この頃、観葉植物とか、いいですよね。
デスク上の緑化計画を発動させようかと思うほどです(笑)
さて、昨日の続きを紹介しましょう。
・・・・・・・・・・
王様は、この布で作った服を、パレードで国民に披露することにした。
詐欺師たちは、布を持ち上げるふりをして、大きなハサミで空を裁つ。糸の通してない針でどんどん縫っていく。
「さあ、でき上がりました。この服は、クモの巣のように軽くできています。
何も着ていないかのように、重さを感じないところに値うちがあるのです」
彼らは、このように念を押すことを忘れなかった。
王様は裸になった。新しい服を着て鏡の前へ行き、体をひねったり、横を向いたりして、確かめてみるのだが、自分には、やはり見えない。
周囲の人々は、皆、「本当によくお似合いでございます。お体にぴったりでございます」と、褒めちぎる。
こうして王様は行列を従えてパレードに出発した。
「王様の新しい着物は、なんて立派なんだろう」
国民も、この不思議な服が、愚か者には見えないと聞いていたので、皆、口をそろえて称賛する。
王様がこれまでに買った何万着の服の中でも、これほど評判の良いものはなかった。
「あれ! 王様は裸だよ」。ふと、一人の子供が言った。
この言葉が、ひそひそと伝わっていく。
「王様は裸なんだ。小さな子供が、何も着ていないと言っているよ」
「王様は裸なんだ」と、皆が叫びだした。
その声は、王様の耳にも伝わってきた。
しかし、「今さら、パレードを中止するわけにはいかない」と思って、今まで以上に、威厳を張って、最後まで行進を続けたのであった。
アンデルセン童話集の「皇帝の新しい着物」と題する話である。
一般には「裸の王様」として親しまれてきた。
大臣は、自分が王様から悪く思われたくないので、「素晴らしい布です」とウソの報告をする。
他の人々も、自分が愚か者だと思われたくないので、本当は見えないのに、「美しい」を連発する。
皆、自分のことが一番大事なのである。
自分にプラスになるように計算して、相手を褒める。
人間、褒められたら、いちころだ。
「豚もおだてりゃ、木に登る」といわれるくらいだから、目に見えない服でも着てしまうかもしれない。
また、私たちは、ついつい他人の心無い言葉によって、傷ついたり、沈んだりしてしまう。
しかし、この「裸の王様」の反対のケースだと思えば、気が楽になる。
目に見えない服を「素晴らしい」という人は、事情が変われば簡単に「なんてセンスの悪い服」とけなすだろう。そんなに深刻に悩む必要はない。
日本でも室町時代の一休が、
「今日ほめて 明日悪くいう 人の口 泣くも笑うも ウソの世の中」
と笑っているとおりだ。
西郷隆盛も、幕末の騒乱を駆け抜けたあとで、こう言っている。
「世上の毀誉、軽きこと塵に似たり」
王様は、途中で、自分が「裸だ」と気がついたのに、より一層、威厳を取り繕って、最後までパレードを続ける。
人生、そんな終わり方をするのは哀れだ。
「裸の王様」だったと知らされた時点で、意地や見栄を投げ捨てて、本当の人生の目的に向かって、新たな一歩を踏み出す勇気を持ちたい。
(一万年堂出版「こころの道」より)
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やれ、部長だ、社長だ、と言ったって、人間の決めた地位や名誉のことですもの。
死ぬときには、地位や名誉も何もあったもんじゃありません。
死出の旅路は丸裸ですから。
自分は何のために生きているのか?
他人の言葉に振り回され、他人の称讃の言葉が欲しくって、今を生きてはいないだろうか?
そんなための人生ではないのだよ、とお釈迦さまは言われています。
自分自身の生きる意味について、今一度、真剣に向きあってみようではないですか。
■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■
最近、パソコンのHTML言語を勉強中。
パソコンは、独学の素人なので、がんばらないと!!
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ぴょんたの
ひまわり日記
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[発行人]
森安秀邦(ぴょんた)
[Profile]
昭和50年4月13日、ロンドンで生まれ、5歳で日本へ。
英語はすでに忘れ、日本語で精一杯(笑)
小学生のときは、サッカーに没頭。
中学時代は、香港で過ごし、
高校時代は、陸上部(種目は400mH)でした。
スポーツも好きですが、美術系も好きです。
大学は工学部環境工学を専攻してました。
ベイクドチーズケーキと肉ジャガが大好物。
職業は、仏教(浄土真宗)の講師。
浄土真宗親鸞会の講師として法話や勉強会などで話をしています。
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