昨日から、滋賀県の大津に来てます。
ホテルからは、琵琶湖、その向こうに比叡山が見えます。
比叡山と言えば、親鸞聖人が9歳から29歳まで修行されたところ。
その20年間は、煩悩との壮絶な格闘でした。
さて今回は、以前、紹介した「もったいない」のルーツを改めて紹介したいと思います。
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ノーベル賞を受賞した環境保護の活動家が、日本に「もったいない」という考え方があることを知り、感激したという。
世界共通語にしようと積極的で、2005年3月には、国連のある委員会で、参加者全員に「モッタイナイ」を唱和させたほどだ。
日本語の「もったいない」は、決して「出し惜しみ」という意味ではなく、物を大切に使うようにとの心が込められている。
この考えは、日本人の精神の土台となっている仏教の、説話の中に数多く残されている。
釈迦の弟子・阿難(あなん)は美男子で有名だった。そのうえに優しいので、女性の憧れの的だったという。
そのせいか、ある国の王様に招かれて説法をした時には、城中の500人の女性が皆集まって、熱心に聴き入った。
人として生きる意味を聞き、感動した彼女たちは、精一杯のお礼がしたくなった。
そこで、500人全員が、王様からもらったばかりの高価な衣を寄進することにしたのである。
翌日、王は、朝食の準備をしている女たちの姿を見て驚いた。皆、古い衣を着ているではないか。
「なぜ、わしが与えた新しい衣を着ないのだ」
問うと、彼女たちからは、
「はい、仏教を聞かせていただいたお礼に、布施いたしました」
という答えが返ってくる。
王は、おもしろくない。次第に腹が立ってきた。すぐに阿難を城へ呼び出し、問いただした。
「500枚もの衣を受け取ったというのは、本当か」
阿難は穏やかに答える。
「そのとおりです。私個人へではなく、仏教のために使ってほしいという気持ちで寄進された物です。
断る理由はありません。ありがたく頂きました」
「そんなに多くの衣を、どうするつもりだ」
「お釈迦さまには、たくさんのお弟子があります。寄進してくださった方の気持ちを大切にし、皆に、分け与えます」
こう言われると、もともと仏法を尊く思っている王であるから、反論できない。
しかし、意地悪く追求するのであった。
「では、それまで着ていた古い衣は捨てるのか」
「いいえ。下着に作り替えます」
「古い下着はどうするのだ」
「縫い合わせて、寝る時の褥(しとね:敷布団)にします」
「それまで使っていた褥は」
「敷物にします」
「古い敷物は」
「足をふく雑巾にします」
「古くなった雑巾は」
「細かく切って、床や壁に塗る泥に混ぜて使います。私たちは、施しを受けた物を、決して無駄には致しません」
王は、釈迦の弟子たちが物を粗末にせず、どこまでも生かして使うことを知って、心から敬服するのであった。
阿難は、品物を下さった人の心を大切にしている。
「古くなったからといって簡単に捨てては申し訳ない」という気持ちである。
こういう心掛けを、大切にしていきたいものである。
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物を大切に使っている人って、尊敬できます。
すごいなぁ、と思います。
物を大切にする人になりたいです☆
(*^-^)
■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■
アメリカ人の知人と話をする機会があって、
久々に英語を使いました。
いやぁ、なかなか言いたいことが出てこないです。
使わないと、駄目ですね…。
英語だけじゃないと思うんですが、
使わないとだんだん駄目になってしまうんでしょうね。
頭を使う、体を使う、知識を使う、などなど。
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[発行人]
Hidekuni Moriyasu(ぴょんた)
[Profile]
昭和50年4月13日、ロンドンで生まれる。
英語はすでに忘れ、日本語で精一杯。
高校時代は、長崎で過ごし、陸上部に所属。
大学では工学部の環境工学を専攻。
ベイクドチーズケーキと肉じゃがが大好物。
現在、浄土真宗の講師として活動中。
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