おはようございます。
今日は、岡山から富山にレンタカーで向かってます。
北陸は、「雪」とあったのですが、関西は快晴です。
色づいた山々が、とってもきれいです☆
今朝、寒いと聞く北陸行路対策として、
手袋とマフラーを出しました。
(手袋持ってたんかい!とツッコミ入りそうですが…)
やはり、100円ではない手袋は違います。
(当たり前やないかい!とツッコミ入りそうですが…)
さてさて、昨日の続きが気になる皆さんも多いでしょう。
見てみましょう。
・・・・・・・・・・
「それは……、おそれながら、私でございます」
驚いた良弁、
「私もワシにさらわれた子供の一人です。詳しく聞かせてください」
と尋ねずにおれなかった。
老母は、三十年間、どんな気持ちで諸国を歩き、わが子を捜し続けたかを切々と語りだした。
子を思う親心に、聞く者、皆、涙せずにおれない。
良弁は言った。
「親子の証になるような品を、持っていらっしゃいませんか」
老母は首を振り、
「今となっては何もございません。
ただ、あの子の衣に、夫が主君から拝領した、錦で縫った袋をつけてありました。
特徴がありますので、見れば分かります」。
「ハッ」とする良弁。
大事にしてきた布を取り出した。
「もしや、今、申された錦とは、これではあるまいか。
ワシに連れられてきた時に身に着けていた物の一部です」
一目見るなり、老母は、
「アッ! これです。間違いありません。
この錦の布を縫ったのは私です……。
ということは、良弁大僧正様が光丸……」。
「おお、あなたが、私の母上……」
見つめ合う顔からは、はらはらと涙が流れ、抱き合って、親子の名乗りを上げるのであった。
「ああ、申し訳ありません。
長い長い年月、私がお母様を苦しめ続けたのです。
旅の途中で、食べる物がなく、
ひもじい思いをされたことが、どれだけあったことか。
宿にも泊まれず、
冷え切った山野で夜露をしのいでおられる姿を思い浮かべるだけで、
胸が張り裂けそうです。
よくぞ三十年間も、私を見捨てずにいてくださいました。
お母様が、遠くから念じていてくだされたからこそ、
奇跡的に助かり、無事に私は成人できたのです。
知らなかったとはいえ、どうぞお許しください」
両手を突いて、詫びる良弁。
付き従う人も皆、もらい泣きし、
老母をいたわって輿に乗せ、東大寺へ向かうのであった。
・・・・・・・・・・
子を思う母心の、なんと広大なことでしょう。
文楽(ぶんらく)や歌舞伎でも、「良弁杉の由来」と題して、今なお上演され続けています。
※文楽:人形浄瑠璃(じょうるり:日本の古典芸能の一つ)の芝居。
三味線と語りに合わせて人形を操る。
■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■
先日、過去を掘り起こした記事を載せましたが、
大阪に行ったときに決まって食べる「ニューヨークチーズケーキとは?」という
ご質問を受けましたので、画像で公開します。
と言っても、全国、どこのコンビニに行っても売っている、という代物で、決して珍しいものではございません。
あしからず、ご了承下さい。
冬は、ホットコーヒーがやたらと飲みたくなる季節。
私には、すっごく飲みたいコーヒーがあります。
3年前、半年ほど、アメリカのロサンゼルスに住んでいたのですが、
そのときに、よく買って飲んでいたコーヒーが、インスタントの、
バニラフレーバーのコーヒーだったんです。
ネスレから出ていたものでしたが、日本では売られていないんです。
なぜか、すっごいすっごい美味しかったんですね。
アメリカに行かれる方、ぜひぜひお試しいただきたいコーヒーです。
ちなみに、普通のスーパーにどこでも売ってます。
(なのに、何で日本で売られないのか…)
∧ ∧
♪~(^~^ )
┏━━○━○━━┓
┃ぴょんたの ┃
┃ ひまわり日記┃
┗━━━━━━━┛
[発行人]
Hidekuni Moriyasu(ぴょんた)
[Profile]
昭和50年4月13日、ロンドンで生まれる。
英語はすでに忘れ、日本語で精一杯。
高校時代は、長崎で過ごし、陸上部に所属。
大学では工学部の環境工学を専攻。
ベイクドチーズケーキと肉じゃがが大好物。
現在、浄土真宗の講師として活動中。
▼ よろしければ、お友だちにも紹介してくださいね (^^)/
配信希望は「ひまわり希望」とメールでお知らせ下さい。
→ h-moriyasu0193@nifty.com
▼ バックナンバーは、ここから見れます☆
→http://ameblo.jp/go-go-pyonta/
▼ 岡山、大阪、広島、鳥取では、不定期のプチ勉強会を開いてます。
日記の内容を、もうちょっと深く学んでみたい、という方は、
気軽にお声をかけてくださいね☆
→ h-moriyasu0193@nifty.com
▼ 配信停止は「配信停止希望」とメールでお知らせください。
→ h-moriyasu0193@nifty.com
発行部数:104部(目指せ150部!!)
今日は、岡山から富山にレンタカーで向かってます。
北陸は、「雪」とあったのですが、関西は快晴です。
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今朝、寒いと聞く北陸行路対策として、
手袋とマフラーを出しました。
(手袋持ってたんかい!とツッコミ入りそうですが…)
やはり、100円ではない手袋は違います。
(当たり前やないかい!とツッコミ入りそうですが…)
さてさて、昨日の続きが気になる皆さんも多いでしょう。
見てみましょう。
・・・・・・・・・・
「それは……、おそれながら、私でございます」
驚いた良弁、
「私もワシにさらわれた子供の一人です。詳しく聞かせてください」
と尋ねずにおれなかった。
老母は、三十年間、どんな気持ちで諸国を歩き、わが子を捜し続けたかを切々と語りだした。
子を思う親心に、聞く者、皆、涙せずにおれない。
良弁は言った。
「親子の証になるような品を、持っていらっしゃいませんか」
老母は首を振り、
「今となっては何もございません。
ただ、あの子の衣に、夫が主君から拝領した、錦で縫った袋をつけてありました。
特徴がありますので、見れば分かります」。
「ハッ」とする良弁。
大事にしてきた布を取り出した。
「もしや、今、申された錦とは、これではあるまいか。
ワシに連れられてきた時に身に着けていた物の一部です」
一目見るなり、老母は、
「アッ! これです。間違いありません。
この錦の布を縫ったのは私です……。
ということは、良弁大僧正様が光丸……」。
「おお、あなたが、私の母上……」
見つめ合う顔からは、はらはらと涙が流れ、抱き合って、親子の名乗りを上げるのであった。
「ああ、申し訳ありません。
長い長い年月、私がお母様を苦しめ続けたのです。
旅の途中で、食べる物がなく、
ひもじい思いをされたことが、どれだけあったことか。
宿にも泊まれず、
冷え切った山野で夜露をしのいでおられる姿を思い浮かべるだけで、
胸が張り裂けそうです。
よくぞ三十年間も、私を見捨てずにいてくださいました。
お母様が、遠くから念じていてくだされたからこそ、
奇跡的に助かり、無事に私は成人できたのです。
知らなかったとはいえ、どうぞお許しください」
両手を突いて、詫びる良弁。
付き従う人も皆、もらい泣きし、
老母をいたわって輿に乗せ、東大寺へ向かうのであった。
・・・・・・・・・・
子を思う母心の、なんと広大なことでしょう。
文楽(ぶんらく)や歌舞伎でも、「良弁杉の由来」と題して、今なお上演され続けています。
※文楽:人形浄瑠璃(じょうるり:日本の古典芸能の一つ)の芝居。
三味線と語りに合わせて人形を操る。
■┓徒然なる ●┓
┗● ひとり言┗■
先日、過去を掘り起こした記事を載せましたが、
大阪に行ったときに決まって食べる「ニューヨークチーズケーキとは?」という
ご質問を受けましたので、画像で公開します。
と言っても、全国、どこのコンビニに行っても売っている、という代物で、決して珍しいものではございません。
あしからず、ご了承下さい。
冬は、ホットコーヒーがやたらと飲みたくなる季節。
私には、すっごく飲みたいコーヒーがあります。
3年前、半年ほど、アメリカのロサンゼルスに住んでいたのですが、
そのときに、よく買って飲んでいたコーヒーが、インスタントの、
バニラフレーバーのコーヒーだったんです。
ネスレから出ていたものでしたが、日本では売られていないんです。
なぜか、すっごいすっごい美味しかったんですね。
アメリカに行かれる方、ぜひぜひお試しいただきたいコーヒーです。
ちなみに、普通のスーパーにどこでも売ってます。
(なのに、何で日本で売られないのか…)
∧ ∧
♪~(^~^ )
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[発行人]
Hidekuni Moriyasu(ぴょんた)
[Profile]
昭和50年4月13日、ロンドンで生まれる。
英語はすでに忘れ、日本語で精一杯。
高校時代は、長崎で過ごし、陸上部に所属。
大学では工学部の環境工学を専攻。
ベイクドチーズケーキと肉じゃがが大好物。
現在、浄土真宗の講師として活動中。
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