一昨日と昨日は東広島の西条にいました。
買い物で、少し遠いリサイクルショップに自転車を飛ばしたら、今日は足の筋肉が張ってます。

その西条は、昨日と今日が、毎年恒例の「酒まつり」。
942銘柄の酒が試飲できるということで、すっごいたくさんの人でした。

自転車で街中を走ってると、たしかにお酒のにおいがプ~ンと…。
でも、私はお酒は飲まないので、素通り。

JRで岡山に向かう電車も、まつりに参加した人が気分よさそうにおしゃべりしてました。
昼間から酔っ払いをたくさん見ました(笑)

さてさて、世の中は、かなり大変なことに…。
所詮は、人間の欲望がしでかすことなのですが、犠牲者が多く出ないことを念ぜずにおれません。

今回は、私の尊敬する先生の書いた本の中から、仏法の教えについて書かれたのを紹介したいと思います。

これは昭和49年に発刊されたものですが、人間の姿は変わらないことを知らされます。

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 あれも欲しい、これも欲しいの消費時代は、花ざかりである。

「お乗りになる方の風格を一段と引き立てます」

何のことかと思ったら、自動車メーカーの宣伝である。

「さわやかな朝」ときたらハミガキ。

「静かなブーム」が万年筆。

「ファイトで行こう」が強壮剤。

「あなたの御予算は?」が月賦販売の宣伝である。

 これでも買わぬか、これでもか、と訴える商魂のたくましさに、ウツツをぬかしていると、増々お金が欲しくなる。

 金の外に人間の幸福なぞ、無いように思うのも無理はない。そこで、金、金、金と日夜アクセクしている。

 確かに、経済生活や社会機構の問題は、大切なことに違いないが、
それなら物質生活が充分に整い、経済的な安定が得られさえしたら、人間は幸福になれるのであろうか。

 功成り、名遂げた太閤秀吉も、大阪城内に黄金の茶室を造り、天下の名器、珍宝を集め、美女をはべらせて、威勢を張ってはいたが、
聚楽第(じゅらくだい)の湯殿や便所にまで隠し堀を引いて舟を浮かべ、何時おそわれても脱出できるようにしていたという。

 少年時代の秀吉は、裸で何処にでも、ねころんで平気であったが、権力を握り天下を取ると、
得意の絶頂でありながら、内心は戦々兢々としていたのである。

「おごらざる者も、また久しからず、露とをち、露と消えにし我身かな、難波のことも、夢のまた夢」

 彼の辞世は、人間の生きる目的は、他にあるということの明証である。

二千六百年前、釈尊(しゃくそん:おしゃかさま)もこれを知って驚かれた。

彼はインドのカピラ城主、浄飯王(じょうぼんのう)の長子として生まれているから、将来の地位は確立していた。

 しかも親の盲愛を受け、春夏秋冬、四季の御殿に住まわされ、五百の美女とたわむれて、栄耀栄華の限りを尽くした。

 凡そ現代人が、必死に求めているものゝすべてを、釈尊は持っておられた。

我々がその中の一つでも得ることができれば、どんなに幸せであろうか、と固く信じているものの全部を、釈尊は持っていられたのである。

 しかもなお、満足できない自己の魂の叫びに驚いて、それら一切を投げ捨てて、入山学道(にゅうせんがくどう)なされたのは、
噴火山上の舞踏を楽しむ我々に対する警鐘に外ならない。

 金持ちである、財産がある、地位がある、健康である、名声が高い、豪荘な邸宅に住んでいる、という事実は絶えず変化する。

 大きく変化するか、少しづつ変化するかの違いだけで、この世に変化しないものは何一つあり得ない。

 金を得たという事実も、健康であるという事実も、地位名声を得たという事実も、総てが、次の瞬間には崩壊につながっている。

 このような事実の上にアグラをかき、そこに安住を求め、幸福を築こうとしても、それは所詮、浦島太郎の龍宮城の幸福でしかないのだ。

 乙姫さまの寵愛(ちょうあい)を受けて、百味の御馳走に満腹し、舞妓の饗宴に日夜、歓楽を尽くしたけれども、
やがて、玉手箱を開くと、そこにあったものは漠々たる荒野の中に、ただ独り、方角も判らず、泣き崩れるより外にない浦島太郎であった。

 玉手箱は、今すでに開いている。

「人間はただ電光(でんこう)・朝露(ちょうろ)の夢、幻の間の楽(たのしみ)ぞかし。
 たとひまた栄華(えいが)・栄耀(えいよう)に耽(ふけ)りて思うさまの事なりというとも、
それはただ五十年、乃至(ないし)、百年のうちの事なり。

 若し只今も無常の風来りて誘いなば、如何なる病苦にあいてか空しくなりなんや。

 まことに死せん時は、かねてたのみおきつる妻子も財宝も、わが身には一つも相添うことあるべからず。
 されば死出の山路のすゑ、三塗(さんず)の大河をば、唯一人こそ行きなんずれ」(御文章)

 総ての人々は、百味の御馳走、名誉、地位、金、享楽等の夢を追い、夢を求め、夢に酔うことを幸福と信じ、
必ず開かねばならぬ玉手箱を知らない。

 活眼を開いて、人生を達観しなければならない。

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形が変わっているだけで、今も昔もやっていることは変わりません。

何が本当の幸福かわからず、あがき、もがいている人間の悲しい姿です。

一人でも多くの皆さんが、仏法の教えに遇われることを念じてやみません。

(-_-)
m

○~思い出日記~○

たまごご飯のことを日記に載せたら、おととい、
生みたて新鮮たまごで、たまごごはんをする御縁に恵まれました。

念ずれば通ず、でしょうか……?

アツアツごはんに、新鮮卵を割ってのせて、しょうゆをかけ、混ぜ混ぜ。
そして、パクリ。

う~ん!
美味しい!!(ToT)

幸せ気分を満喫しました~♪

(*^-^)

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発行人:Hidekuni Moriyasu(ぴょんた)

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