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おはようございます☆

昨日は、富山に行ってました♪
今日は、岡山から高松に行ってきま~す☆☆

今朝の岡山は、ちょっと涼しい感じです。

では、早速、こんなお話を紹介しましょう。
(ちょっと長いです)

・・・・・・・・・・

「二宮金次郎(にのみやきんじろう)」というと、
小学校の校庭に建つ銅像を思い浮かべる人が多いのではなかろうか。

薪を背負い、本を読みながら歩く、あの子どもの姿である。

貧苦に耐えながらも、一心に勉学に励んだことが、彼の将来を大きく変えることになった。

百姓でありながら、小田原藩主・大久保忠真(ただざね)に見出され、「桜町領(さくらまちりょう)」の財政立て直しを命じられたのだ。

桜町領は、土地がやせており米の収穫量が少ない。
それでも年貢の取立てが厳しいので、村から逃げていく農民が後を絶たなかった。

今や、農地の半分以上が荒れ放題であった。

そんな桜町領の復興は、単なる財政再建ではなく、農民の生活を救うことを意味している。
これまでにも多くの人材が派遣されたが、すべて失敗に終わっていた。

武士にはできなかった難事業が、金次郎に託されたのである。


金次郎は、妻の心を気遣っていた。
この大任を果たすには、家や田畑を処分して桜町領へ移り住まねばならない。

うまくいって十年はかかるだろう。
幼い子供もいるのに、果たしてついてきてくれるだろうか。

考え抜いたあげく、妻に決意を語った。

「殿様は、自分のような者を信じて重大な任務を与えてくださった。

 よほどの覚悟がなければ成就できない。

 そこで自分は、この二宮家の田地、家屋をすべて処分し、身命をなげうって努力する覚悟を決めたぞ。

 わが家を廃して、何百、何千の人々の苦しみを除くことができるならば、それで本望なのだ。

 しかし、この気持ちは、おまえには理解してもらえないかもしれない。

 自分とともに、どんな苦労をしてもいいと思ってくれるならば、一緒に桜町へ行こう。

 だが、そんな苦労はしたくないと思うならば、実家へ帰ってもらってもいい。

 無理は言わないから、おまえの気持ちのとおりにしておくれ」

金次郎は「黙ってついてこい」とか、「男は仕事が大事なのだ」「女に話しても分かるものか」などという態度を執っていない。

自分がどんな気持ちで、何をしたいのか。
そういうことを、きちんと伝える努力をすることが、妻への思いやりであり、夫婦にとって大切なことではなかろうか。

妻に迷いはなかった。

「これは意外なことを言われます。

 とても、あなたの言葉とは思えません。

 私は生家を一歩出て、あなたに嫁いだ時から、心は決まっております。

 あなたが水火の難を踏まれるならば、私も一緒に踏みましょう。

 殿様から命を受けたことは、あなた一人ではなく、私たち夫婦にとっての光栄ではありませんか。

 私だって、命懸けで、どんな苦労にも耐えていく覚悟です。

 どうぞご心配くださいますな。私も一緒に参ります」

金次郎は、うれしかった。
笑いながら、「おまえの言うことはもっともだよ」と言って、さっそく家財の整理を始めた。

夫婦は、飛行機でいえばパイロットと整備兵の関係に例えられる。

夫がパイロットなら、妻は整備兵。
安心してパイロットが飛べるのは、整備兵がいるからである。

歴史に残る金次郎の活躍は、妻の深い理解と温かい支えがなければ、到底、ありえるものではなかった。

(一万年堂出版『思いやりのこころ』より)

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偉大なことを為す人には、それを支える人が欠かせないですね。

夫と妻は、パイロットと整備兵の関係とは、なるほどです。

ネジ一本緩んでも、墜落の危険性がありますから、整備兵の力なくして、
パイロットの活躍はありえないですよね。

(*^-^)


○~思い出日記~○

昨日は、富山の講演会で「愚痴」という言葉についてふれられました。

「愚痴」は、仏教の言葉。
ネタミ、ソネミ、ウラミ、ニクシミの心を「愚痴」と言われる。

「愚」は「おろか」ということ。
「痴」も、「知」が「やまいだれ」に入って入院しているから「ばか」ということ。

愚かで、馬鹿な心が「愚痴」。

相手の名声をねたんだり、
自分にやってきた不幸な結果を、「あいつのせいだ」「こいつのせいだ」と恨んだりするのは、
「善因善果 悪因悪果 自因自果」の「因果の道理」という大宇宙の真理ががわからない愚かで馬鹿な愚痴の心による。

そんな愚痴の心は、煩悩の一つとして教えられていて、すべての人にある心だと仏教では教えられる。


“なぜやめぬ 怨み呪えば 身の破滅”


恐ろしい心と気付かず、怨み呪いの人生では、身の破滅を招くだけ。
仏教の法鏡にうつれる自己の真実を、よくよく見つめなければなりません。


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発行人:Hidekuni Moriyasu(ぴょんた)

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