こんにちは。
昨日、富山から岡山に帰りました。


パソコンのセキュリティソフトで有名な「シマンテック」がパソコンにまつわるストレスに関する調査結果を発表しました。


パソコンで起きるトラブルと人生のさまざまな出来事で受けるショックを比較したデータ。


人生におけるダメージを 0~10 で評価してもらったところ、


○7.99:財布紛失
○7.41:友情を失う
○7.32:病気やけがをする
○6.99:パソコンがクラッシュして使用不能になる
○6.98:パソコンに保存してあったファイルをすべて損失
○6.03:失恋


失恋よりも、パソコンのデータ損失の方がショックが大きい、という結果に!?

10年前は、「パソコンなんて…」と思っていたのが、今は生活必需品。

パソコンは、恋人の存在より大きい??
なんて思ってしまうほどですね(笑)

実際は、そんなことないと思いますけど。

(でも、確かにパソコンといる時間の方が長いかも…)


では、好評の「徒然草」シリーズから、紹介しましょう。


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満月の丸さは、いつまでも変わらないものではない。

すぐにかけてしまう。気をつけて見ていないと、一晩のうちに、それほど変わるとは思えないであろう。


同様に、病気が重くなると、刻々と悪化して、すぐに死が近づいてくる。


元気な時は、自分はいつまでも平穏に暮らせると思い込んでいるから、
まず、やりたいことを成し遂げてから、心静かに仏法を聞き求めようと考えている。


しかし、ひとたび病気になって死の入り口に立たされると、
自分の人生に何一つ満足していないことが知らされ、嘆かざるをえない。


今度もし病気が治って、命を取り留めたら、心を入れ替えて、あれもこれも、怠けずに、
やり遂げたいと誓いを立てるのであるが、たちまち病気が重くなり、取り乱して死んでしまう。


世の中の人は、こういうたぐいの人ばかりである。


人々よ、この事実を、何よりも先に、心にとどめておくがよい。

何かを成し遂げて、暇ができたら仏法を聞こうとしていては、いつまでたっても聞けるものではない。


幻のような一生の中で、何を果たそうとしているのだろうか。


(第二百四十一段)

・・・・・・・・・・


『徒然草』の特徴の一つは、「死」に関するテーマが多いことです。

兼好は、人が嫌って、避けようとしている「死」を、あらゆる角度から書き込んでいます。


そこには、
「嫌だからといって逃げていては、何の解決にもならないぞ。
 ある日、突然、直面してから慌てないように、まず、事実を事実として見つめようじゃないか」
というメッセージが込められているようです。


実際に、死を直視してこそ、本当にまじめで、真剣な人生を送ることができます。


『徒然草』が、古典の中で最も読まれている理由の一つは、「よりよく生きたい」という日本人の思いの表れではないでしょうか。


『徒然草』の、ほぼ最後にあたるこの章には、死に直面した時の心境が書かれています。


健康診断で「精密検査を受けてください」と言われて、ドキッとした経験を持っている人はないでしょうか。
検査を受けている間に、「もしかして、治らない病では」という思いが、ついつい頭をよぎります。


不安がつのると、「ああ、もっと真剣に○○をしておけばよかった」と後悔を始め、
「命があれば、今度こそ、心を入れ替えて取り組もう」と決意します。


ところが、検査の結果が出て、「大丈夫です」といわれたら、
「な~んだ」と、ウソのように不安が吹き飛んでしまう。


「もしかして…」と、死の「影」に接しただけでも、こんなに苦しくなるのだから、
「死」そのものに直面した時の心境は、とても平生には想像できないでしょう。


700年前の兼好法師から、
「いつの時代になっても、こういうたぐいの人ばかりである」
と指摘を受けないように、私たちも、自分の問題として考えていくようにしたいですね。

(*^-^)


○~思い出日記~○


小学校2年生にあがったとき、東京の江戸川区から千葉県松戸市に引っ越した。
驚いたのは、学級の運営を、かなり児童が担っていることだった。

学級会は、先生は見ているだけで、男女各1名の級長が進行を務める。
議題があり、クラスの係、運動会、文化祭について、などなど。

クラスメイトが手をあげて、活発に意見を出し合い、それを多数決、或いは半数以上の拍手で承認、という形で決を取る。
どのような決め方をするかは、級長に権限があり、みんなの意見をまとめたりする。


高学年になると児童会役員というものがあり、選挙で役員を選出。
投票日前の1週間、立候補者が選挙運動を行なう。
登校時に、昇降口の前に立って、街頭演説をするのである。

そして、いよいよ投票日。
記憶だと、4年生以上に選挙権があり、全校生徒の前で各自の思いを発表、それを聞いて投票をする。
落選すると、悔し涙を流す候補者もあった。

当選、落選、それぞれに得がたい経験となったに違いないと思う。
(*^-^)


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発行人:Hidekuni Moriyasu

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