まだオシャベリも出来ない純真無垢な赤ちゃんに見つめられると、
「ゴメン、オバちゃん汚れまくった汚い大人だから見つめないで!」
って気持ちになるんですが、人はいつから穢れて行くんだろう。
人間とは?…なんてね、ユトです。
子供って、想像力豊かじゃないですか。
ま、大人な私も、想像力豊かな部類に入ると自負してるんですけどね。
あ、よくよく落ち着いて考えたら「妄想」の方だった。ハハハ。
趣味は妄想です。(ダメ大人)
さて、先日のこと。
日が暮れかけてきた夕暮れ時、
リビングから外を眺めていたチビが何やら見つけたようで。
チビ 「お母さぁん、バナナだよ!」
ユト 「は?バナナ?何?」
チビ 「バナナのお月さまだよ~!!」
空を見上げてね、ああ、って。
三日月か。
なるほど。
バナナのお月さまね。
確かに。
「月」は三日月だろうが満月だろうが「月」という、
大人の固定観念がね、まだ全然ないんだなー、みたいな。
この世に生を受けてたった3年。
きっと、空が青くなったり黒くなったりグレーになったりする事も、
全然当たり前じゃないんだよなー。
花がいろんな色で咲くのも、水が冷たくて綺麗に反射するのも、
雨が降る事も風が吹く事も、不思議で凄い!な、世界観なんだろうなー。
歩いて5分の何の変哲もない郵便局までの道のりも、
3歳児にとっちゃ、チョウチョが飛んでるだの、鳥が鳴いてるだの、
たんぽぽが黄色いだの、車がビュンビュン走ってるだの、
アリがいるだの、道路にヒビがあるだの、珍しい事が多過ぎて、
2倍の時間を要するくらいだもんなぁ。
とても羨ましい気がした。
私は大人になって、いろんな知識を詰め込んで、
空は天気によって色を変えるのが普通だし、
チョウチョはヒラヒラ飛ぶもんだし、鳥は普通鳴くし、
花はいろんな色で咲くものだ、って知ってしまったもんなぁ。
知ってる事が増えてしまった分、感動出来る事が減っていくんだなぁ、って思った。
だから。
せっかくだから、この機会にもう一度、
チビの成長と共に新鮮な感動を私も味わわせていただく事にします。
なんだか子供の成長を見守りながら、
自分の人生を復習するみたいだなぁ、と。
うん、そういう意味で、新たな楽しみが増えた気がして、
なんかワクワクしてきた今日この頃です。
ま、相変わらずムキー!っとなったりもしてますけどね。ハハハ。