おこぼれに、ちゃっかりあずかる。
検温、エコー、皮下点滴、注射
家に帰ってきてから、思わぬ副作用が出た
恐怖の館(病院)を体験したコハルにではなく
ベッドの上でいつものように
腹丸出しで日向ぼっこをしていただろうアカネに、だ
そうだろうけど…確かに…
消毒液臭くて病院ぷんぷん。
なにより皮下注射で身体がぶっくりなっちゃってる
そこか?
どれに?
何に嫌悪してんだ…アカネよ
シャーーーーッ、とか言われてパンチされて
コハルがスゴスゴと逃げる
病人、あ、いや、病猫なんよ
気の毒に…
優しく見守ってやってよ
食後の後にも貰えるあの二粒のカリカリは
コハルが苦い薬を必死の思いで飲んで…
いや、飲まされているから
見物猫のあんたもお相伴にあずかってんだぞ
感謝しぃや
ねぇ、コハル。
by yuu