父親との二人暮らしで長年やってきて紆余曲折の40年。
今でこそひとり親家庭の支援?サポート?は色々あるような気がするけれど、
父子家庭って当時全然何もなかった(と思う)。
もし父が夜の仕事でなかったら
もし自炊できない人だったら
もし家庭を省みない人だったら
もしわが子を何も思えない人だったら
私はおそらく生きていられなかっただろう。
父は本当に不器用な性格で繊細で正義感が強くて・・・誤解されがちな性格だと思う。
田舎育ちで都会にあこがれてでてきてそのまま半世紀すぎても、中身は
素朴でうその付けない、優しいひとのままだ。
虚飾にまみれた世界の中で、濁った水の中で、筋を通して生きてきた人生の先輩だ。
そんな父の肝臓がいよいよ悲鳴をあげている。
昔から、内科の先生に肝臓の数値が悪いと言われ続けてもう何年???
ボケずにいままで生きてこられたのは奇跡。
父が生きている間に、父と話したことを、
父子家庭でも幸せに過ごせたことを、書き留めておこうとしている備忘録。