私の父の3回忌が来月行われます。
父の闘病生活を思い起こします。
父も長い闘病生活をしました。発端は脳梗塞です。定年退職して間もなく・・・。
退院の話が出てから、何故か病院で意識を失い人工呼吸器に・・・。
それからはグタグタの悪循環に陥りました。
意識がなくなり、どんどん瘦せて骨と皮だけのような身体になり、それでも目覚めてくれて、朦朧とした状態で、チューブがついたまま退院しました。
医師の所見は良いものではなく、小脳など一部の脳が機能しない状態になっていました。
それでも、首が座らなくなった父を起こして、リハビリさせることに必死になりました。
とても我慢強い父が「嫌だ」と嘆き、それでも身体を起こす・・・。
父は頑張りました。とても。
そして、座れるどころか歩けるようになり、年月を経て、車で温泉旅行に行くことが出来ました。自分で歩いての旅行です。
担当医師が、父が立っている姿に目をむいて凝視し、装具がついているのでは、と確認して、装着していない事に更に驚き、声を失っていた姿を覚えています。
人間の脳は、可能性は、わからないものだと、その時に強く思いました。
本来働くべきとされている部分の脳の働きを、別の部分の脳が担った。そう思っています。
最近、慢性疲労症候群CFS/MEは脳の病気だと言われているようです。
私は、現代社会で説明できない、脳の力があることを信じたい。いや、信じています。
自分が自分の身体を諦めてどうする?
自分の身体を、自分が信じてあげなくてどうする?
自分の可能性を信じなくてどうする?
「自分の病気は自分で治すのよ。私たちは手伝いを、知識を提供する。」
今のお薬を処方してくれて、管理してくれている医師の言葉が、胸に焼き付いています。
一見冷たいようですが、解釈はいろいろ。
私は病気と向き合う心構えを教えてもらった、と思いました。
とても大切なことを教えて頂きました。
これらが、今の私の闘病生活の方法を決めた理由、ベースとなる考えです。
長くなりました。続きはまた・・・。