104snowのブログ

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子育てに役立つ英語教育 や プログラミング、お菓子作り、ビデオ編集 などのアイデア

 

乾麺かんめんでる

乾麺かんめんを買うと必ずと言っていいほど「タップリお湯をかして・・・」などとで方が書いてあります。こんな時、想像するのが大きな平底の鍋にお湯をかす状況です。

パートナーが祖母に教わったことですが、「ただでるだけなら、平底の鍋より、アルミのボールの方が早い」というので少し考えてみました。

ボールは、ほぼ半球ですから表面積は4πパイr²の半分で2πパイr²。一方、平底鍋の底面積はπパイr²。同じ量の水をお湯にする場合、半球は平底の2倍の面積から熱を吸収することになります。ガスレンジで沸かす場合、これほど単純ではありませんが、確かにボールの方が単位体積あたりの表面積は広いので、熱効率は良いでしょう。

では、どうしてプロの料理人はボールを使わないのでしょうか?実は、「早く沸く」ということは「さめる」のも早いのです。ボール状だと、取り扱いも難しいのでしょう。でも、家庭でやるなら、ボールは結構おすすめです。ただし、取り扱いに気をつけて!

「お湯を沸かすなら、鍋」と同じように、人には見たり聞いたりしただけで思い込んでいることがあります。どうすることが良いのかを、自分で考えることも大切です。

量より質

子どもの勉強も同じかもしれません。最初「一日ワークブック5枚」約束すると、子どもの状況に関係なく「5枚」という量にこだわってしまいます。しかし、学年が進めば、内容は難しくなるでしょう。当然、時間がかかります。以前も書きましたが、小さな子どもが集中を維持できる時間は、15~20分位です。この時間を超えるときには、気分転換が必要になります。

「集中状況」を見ながら、緩急をつけながら勉強させてやることで少しづつ「集中維持時間」も伸びていきます。勉強の「質」は、どれ位「集中しているか」ということなのです。スラスラと問題を解いていなければ、チョッと助言したり。時には、答えを教えてもいいかもしれません。答えを見ながらでも、何回も繰り返すことで身につくこともあります。

長い時間、机に向かっていることで周りだけでなく本人も勉強が身についた気になってしまうこともあるでしょう。しかし、大切なのは量ではなく質なのです。熱効率が悪ければ、お湯もなかなか沸きません。