古海行子 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 太田弦 サン=サーンス ピアノ協奏曲第2番 ほか | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

フェスタ・サマーミューザKAWASAKI 2022

出張サマーミューザ@しんゆり

 

【日時】

2022年8月6日(土) 開演 17:00

 

【会場】

昭和音楽大学 テアトロ・ジーリオ・ショウワ (川崎)

 

【演奏】

指揮:太田弦

ピアノ:進藤実優、古海行子、横山幸雄

管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

 

【プログラム】

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23 (進藤)

サン=サーンス:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.22 (古海)

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58 (横山)

 

 

 

 

 

出張サマーミューザのピアノ協奏曲の夕べを聴きに行った。

最初の進藤実優もしっとり美しい音で良かったが、何といっても古海行子のサン=サーンス。

サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番というと、務川慧悟によるエスプリあふれる名演が忘れられないが(その記事はこちら)、そのエスプリは古海行子にはないものの、そういった“色”を付けない清新さが彼女ならではの魅力でもある。

特に、難技巧をものともしない、快刀乱麻を断つような鮮やかきわまる終楽章が大変にスリリングだった。

これを聴いた後では、どんな演奏もぬるく聴こえてしまう。

あまりの素晴らしさに、この後のプログラムを聴かずに会場を後にした(私は滅多にこういうことをしないのだが)。

 

 


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