今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
少し前のことだが、好きな指揮者、テオドール・クルレンツィスの新しい演奏動画がアップされた。
動画はこちら。
2021年9月10日 リーダーハレ (ドイツ、シュトゥットガルト)
Yulianna Avdeeva, Klavier *
SWR Symphonieorchester
Teodor Currentzis, Dirigent
Sergej Prokofjew: Klavierkonzert Nr. 3 C-Dur op. 26 *
00:00:00 - Andante – Allegro
00:09:49 - Thema con variazioni. Andantino
00:19:50 - Allegro ma non troppo
00:30:16 - Frédéric Chopin: Nocturne cis-Moll op. posth. (Zugabe Yulianna Avdeeva) *
Sergej Prokofjew: Sinfonie Nr. 5 B-Dur op. 100
00:35:17 - Andante
00:48:53 - Allegro marcato
00:57:47 - Adagio
01:11:08 - Allegro giocoso
01:21:24 - Sergej Prokofjew: „Montagues und Capulets“ aus „Romeo und Julia“ Suite Nr. 2 (Orchesterzugabe)
プロコフィエフの交響曲第5番で私の好きな録音は
●ネゼ=セガン指揮 ロッテルダム・フィル 2013年8月22日ロンドンライヴ(動画)
あたりである。
今回のクルレンツィス&SWR響の演奏は、ネゼ=セガン&ロッテルダム・フィルのキレ味と鮮烈さには敵わないにしても、かなり良い線行っており、次点で好きな
●ラトル指揮 バーミンガム市響 1992年1月24-26日セッション盤(NML/Apple Music/CD)
●クチャル指揮 ウクライナ国立響 1995年2月3-7日セッション盤(NML/Apple Music/CD)
●オールソップ指揮 サンパウロ響 2011年8月26-31日セッション盤(NML/Apple Music/CD)
●ソヒエフ指揮 ベルリン・ドイツ響 2014年4月19,21日ベルリンライヴ盤(Apple Music/CD)
●ネゼ=セガン指揮 ベルリン・フィル 2019年2月15日ベルリンライヴ(動画)
あたりには肩を並べる出来だと思う。
また、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番で私の好きな録音は
●ポリーニ(Pf) M.ショスタコーヴィチ指揮 N響 1974年4月17日東京ライヴ盤(CD)
●フアンチ(Pf) G.シュワルツ指揮 インディアナポリス響 2013年4月19日インディアナポリスライヴ(動画)
●ガジェヴ(Pf) 高関健指揮 東響 2015年12月5日浜コンライヴ盤(Apple Music/CD)
●務川慧悟(Pf) 高関健指揮 東響 2018年11月23日浜コンライヴ盤(CD)
あたりである。
先ほどのネゼ=セガン指揮の交響曲第5番と同様、これらピアノ協奏曲第3番の名盤には、プロコフィエフにおいて重要なパキッとした明晰さとノリの良さがあって、聴いていてワクワクさせられる。
今回のアヴデーエワの演奏は、これらに比べるとおとなしく、私にはいささか物足りないが、それでもアグレッシブすぎない思慮深い姿勢が彼女らしい。
なお、もう視聴できないが、前回の演奏動画の記事はこちら(下記リブログ元の記事)。
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