「一隅（いちぐう）を照らす」という言葉は、

伝教大師最澄が書かれた『山家学生式』（さんげがくしょうしき）の冒頭にあります。

伝教大師は、自ら進んで善行に努力する人、

与えられた持ち場や役割を誠実に務めるリーダー（指導的人格者）を育成することに心血を注がれました。

現代日本社会は、科学文明が発達し、物質的には豊かな時代になったと確かに言えるでしょう。

しかし現代社会は多様化と複雑化の一途をたどり、

人間としての心の豊かさがどこかに置き去りにされてきたのではないでしょうか。

私たちはそれぞれ一人ひとりに本来具わっている大切な宝物を引き出し、磨き上げる行いが大切です。

人間に生まれたことを喜び、受け継がれてきた生命を体して皆を大切にし、

自らも尊い人生を大切に活かそうと精進する人になりましょう。

自分の持てる能力を発揮して一隅を照らす人になりましょう。
一隅を照らす実践を通じて、なくてはならない人となり、

なくてはならない人を育んでいきましょう。

そういう心豊かな人が集まれば、平和で明るい社会が実現します。

私は宗教家ではありません。

しかし、一隅を照らす運動

与えられた持ち場や役割を誠実に務めるリーダー（指導的人格者）を育成する

ことこその～むの目指す方向です！！

の～む 一隅を照らす