皆さま
ご無沙汰にもほどがありますが、なおじ です。

すったもんだしていた就職活動。
結果が出たのでご報告。







明日9月20日から出勤!

と、いっても社員になったわけではなく「通勤が基本の業務委託アシスタント」の仕事をさる出版社からいただけたという次第である。
わかりにくいかもしれないが、バイトより重く、契約社員より軽い縛りと考えていただいて差し支えない。

単純作業ではないので「指示された期間に指定された仕事を終わらせる」のが原則である。
その「仕事」が資料や機密保持のため、出社しないと出来ないというスタイル。

つまり指定された期間の中で仕事に余裕が出れば「明日は休みまーす」と気軽に申告できる立場ではあるのだが、
そこそこ大きい会社なので、まあ半年は粛々とフルタイム出勤をして功績を残さないとそれも言いづらい。

実は少し前から決定はしていて、契約書の内容を精査する作業などはすすめていたのだが、
このブログに「わーい!就職決定!」と書くには引っかかりがあった。

贅沢な話だが、マリッジブルーならぬ就職ブルーに陥っていたのだ。

気に入った映画を見つければそれが23時だったとしても気軽に見始め、朝の8時までなんだかんだと類似の番組を楽しみ、夫を送り出してから簡単な家事をして、心置きなく昼寝する。

ふと「この展示会面白そう」と朝に思えば、財布が許す限り自由に昼の街を闊歩できる。

無論、その根底には「今月も超赤字だなあ、どこからも仕事来ないなー」という不安がつきまとっていたが、私は意外とその生活に馴染み、快く感じ、愛していたらしい。

それが月〜金のフルタイム業務になり、出版社である故に取材によっては土日も稼働する。それに見合うだけの月極めギャラはいただくが、ワッハッハと笑える額ではない。

とても良い仕事なのだ。
今までの私の経験を活かせ、尚且つその会社がいつ潰れるのかわからないというリスクも少ない。良くも悪くも私が急に辞めたとしても先方にはまだまだ人材のプールがある。

私は私の出来ることを無理ない範囲でやれば良いし、難しかったり経験が浅かったりすれば素直に相談すればいい。

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これほどに好条件であるのに、今までの「のらりくらり生活」とは少なくとも半年はがっちりとお別れなのだと実感した時、私は少し泣きそうになった。

そして思った。
底辺に鬱の性質を抱えてしまった者として常に不安と胸苦しさはあったものの、この5年間、私は何と幸せだったのだろうと。

今は夜に寝つきが悪くなるのを防ぐため、少し前から昼寝は我慢している。その「今日は最後の昼寝だ」と決めた日、それはとても天気が良い日だった。
当然、外気温は30度を軽く突破していたが寝室はクーラーがきき、東向きの部屋は丁度良い明るさに満ちていた。

目を閉じながら思った。
ああこれが「雲が割れ、天使が現れてラッパを吹き、天の恩寵が降り注ぐ時間」だったのか、と。
キリスト教徒でもなんでもないが、そういった私を包んでいてくれていた数多くの友情や愛情を思った。

そして私は揺りかごにつく赤子のようによく眠った。幸せだった。

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そして明日から新しい生活が始まる。
出来る限りの事前調査や契約の確認はしたが、出版社というものが「締め切り」の一言でどんな地獄に化すか、私は身に染みてよく知っている。一時は残酷な指示を出す悪魔そのものだったことさえある。
油断はすまい。

たが、ビクビクと震えているだけでは前へ進めない。
同時に震えている自分、怯えている自分を否定もしない。

この「弱く脆く、そのくせ諦めの悪い私」そのものを肯定して明日朝、家から出発しよう。

私は生きていて良い。
生きることに挑戦して良い権利を
いつ何時でも持っている。
どのような重荷が過去にあろうとも、それは生来から与えられた権利で、誰も、神さえも奪うことは出来ない。

そう思えるようになった。
正確に言えばそう思う自分を許せるようになった。

新しい朝が始まる。
それは周囲の人々はもちろん、このブログを見守ってくださった方々がいたからだ。

心からの感謝を、ネット越しではあるが皆さんにお伝えしたい。




なおこのブログは閉じる気はないが、どんな感じで更新できるかわからない。
ただ、ここに在り続けるので、もしみかけましたらまたよろしくお願い申し上げます。