「会わなくなったから分からなくなった。」

 

ぶっきらぼうな声で彼女はそう告げた。

 

この電話を最後に大好きだった彼女とちょうど4か月で別れてしまった。

原因は正直分からない。

また捨てられたのだ。

 

少し気が強いが、しっかりしていて常識のある子だった。

笑顔が素敵で私自身もその笑顔、性格から惹かれていったのかもしれない。

そして何より、初めて相手から好意を寄せられた。

本当にうれしかった。

世界は色づき、この命を代えても彼女を幸せにしてやろう。

そう、自分に誓った。

 

不安な部分が出てきたのは年末年始だった。

もともとサッパリしている性格だが、少し私から興味が反れている電話やラインを通じて感じてしまった。

それが慣れてきた故の変化なのか、経過なのか。

未熟で無知な私はわからなかった。

そして見て見ぬふりをした。

それが正解だと、正しいんだと信じて選択した。

 

きっとそれからだろう、歯車が狂いだしたのは。

実はお相手はハーフで母が日本人ではなかった。

だからと言って言語に困ったりなどはなかった、文化、家庭環境が違うことはなんとなく伝わってきた。

たとえ好きだからと言ってすべてを分かり合えるわけではない。

きっとそこから心は離れていったのだと思う。

 

最後の電話の声は氷のように冷たかった。

そこには愛などなく、相手の声と態度に恐怖すら感じてしまった。

そして別れるといったとき、そのあとの他愛もない会話であなたは笑ってくれた。

頭おかしいかもしれないが、久しぶりに笑い声うれしかった。

ほんとに好きだったんだなぁって自分でしみじみ感じてしまった。

 

元カノとはそこそこ出かけた。たくさんの思い出を作って、たくさんの愛を注いだつもりだった。

それでも届かなかった、伝わらなかった。

全て消してしまいたい。

私はもうひとを愛してはいけない存在なのか。私が愛を注ぐ方法が違うだけなのか?

では十人十色という言葉は何のためにある?

きっと理解してくれる人がどこかにいるのだろうか。

当分一人でも私は構わない。

疲れてしまった。

恋や愛を表現するのは私には性に合わないようだ。

 

今までたくさんの人を傷つけた傷つけたと悔やんできたが、それは間違いだった。

自分の中にぽっかりと空いた大きい穴を見せないため、いくらでも嘘をつけるこの口で偽ってきただけ。

本当に傷ついてるのは自分だ。

一体絶対、幸せってなんだ。なんなんだよ。誰か教えてくれ。

一度潰えそうになったこの命、たくさんの愛を注いでもらった。

じゃあ私は誰に向けて愛を注げばいいのか。

一体誰のために何のために生きているの?生まれてきたの?

 

今こうやってもやもやした気持ちを文字に起こしている間は見つからないだろうし、

いずれ忘れて消えていくこの想いは無意味なものだろう。

 

だけどひとつだけか元カノに言わせてほしい。

嘘でもよかった。こんな私のことを「好き。」言ってくれてありがとう。

私はあなたとは本気でした。

きっとあなたとはもっとたくさんの場所へ行ってたくさんお話ししていずれ結婚して、

子どもができて幸せな家庭を築けると勝手に思っていました。

たとえ想いを馳せても決して行動しない私を本気にさせたあなたには言葉では語りつくせない多くの魅力があります。

褒めてもいつも謙虚で否定していたあなただけど俺が言うんだから自信をもって。

次の相手には俺以上に愛を伝えてください。

語彙力がないことがばれてしまうのでこの辺で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛してました、ありがとう。

 

2019/2/22 11:50               

元カレより