挨拶をしても、

返事を返してくれないご近所さんがいた。

愛想もなくて、真顔。


もしかして嫌われてるのかな?

うちの家の音とかが大きすぎて

迷惑なのかな?

と気になっていた。


ある日、子供を連れていると、

あらまぁかわいいですね。よかったですね。

そのご近所さんが、突然向こうから

にこにこと話しかけてくれた。


子供がまだいない時から知っているご近所さんだったので、産まれたことを知って喜んでくれた。


別に嫌われてたわけじゃなかったんだな‥。

とうれしくなって、ほっとした。


ただ、子供が大好きってことかも知れないけど‥

実はいい人だったんだな。


なんて考えていた。



🌸ご挨拶🌸


もとの意味は押したり、引いたりする。

ノックすること。


おはよう!とテンション高く声をかけて、

おはよう!と返せるときは、それができる精神状態。


相手への気遣いで声をかけて

その人の状態、心の奥行きを読む。

相手の返事の仕方から、

相手の雰囲気から読み取れることがある。


もし返事が返ってこなかったら、

相手はそれができない精神状態かもしれない。


しんどいのかな?と心配してあげる。

どうかしたの?何かあったら言ってくださいね。

と声をかけることもできる。


嫌がらせでわざと無視するような人も

世の中にはいるのかもしれないけれど、

そういう人も、やっぱり何かしら、

余裕がない状態なんだろうなと思う。


子供が産まれたあとは、睡眠不足が続き、

そらもう、元気に返事を返せない気持ちはよくわかるようになった。

笑顔を作れない気持ちもわかる。

あのとき反応の悪かったご近所さんも、

ただ、とても疲れてはったのかもしれない。


この話を聞くまで、

挨拶するのは自分の存在のアピールみたいに

考えていた気がする。

だから反応が悪いと傷ついたりする。

自分のことばかり気にして、

相手に寄り添う気持ちを持ててなかったなぁ。


もっと優しくなれたらいいなぁ。




よい挨拶ができるようになるために、

よく寝ることにしましょう。



この、ご挨拶の本来の意味合いは、

瀧本光静先生の法話会で学びました。


今、釈迦ーズというチームが

先生の法話の本を制作中です。

楽しくほっとできるようなお話が、

たくさん載るかと思います。

コーヒーなんか飲みながら、

ゆっくり読めたらすてきだな~。