NHKでも、時事通信でも流れるほどのBigNewsが。
SMAPの草薙剛さん(34)が、23日午前3時すぎ、港区の檜町公園で駆けつけた警察官に公然わいせつで現行犯逮捕されたという。
草なぎ容疑者は、公園内に服を脱ぎ捨てた状態で
1人全裸で騒いでいたらしく。
近所の住人から110番通報を受けた警察官に注意をされたが、
「裸だったら何が悪い」と注意を聞き入れないばかりか、
「しんごー、しんごー!と叫び」、暴れたという。
逮捕から4時間後に、警視庁が草なぎ容疑者のアルコール検査をしたところ、呼気1リットルあたり0.8mgのアルコールが検出された。
これは、飲酒運転の3倍の数値に相当するという。
その後も数時間酩酊状態が続き、
取調室は酒のにおいが満喫したほどとか。
本人の供述も曖昧で。
ハシゴの記憶も曖昧だったとか。これは、明らかにブラックアウト。
「飲み過ぎ、ブラックアウト」に関しては、わたくしも耳が痛い。
blackoutは、飲酒中やその直後の自らの言動に関して、
翌日に一部の記憶がなくなるアルコール性記憶喪失をいう。
例えば、飲んでタクシーで帰ったが、
友人に乗せられたまでは覚えているが、
その後はまったく記憶がないなどである。
その症状はアルコール依存症のみならず、
社交飲酒家でも認められるが、
アルコール依存症患者でかなりの確立で認められる。
ブラックアウトの出現は、依存症の初期段階と判断される。
以下のように3種類に分類される。
1)単純酩酊
飲んだ際の話の内容を覚えている軽い酔い、常識的な酔い。
2)病的酩酊は、酔うと「ない声」が聞こえてくる「幻聴」や、
事実ではないことを事実と確信する「妄想」が出現し、
そのときの記憶も全く失われてしまう精神病的な酩酊。
3)複雑酩酊
普通に酔う単純酩酊と異なり、酔っているときの記憶が断片的で、本人の発言や行動も普段とは一変
という印象を与えるような、その名の通り非常にややこしい酩酊のことである。
いわゆる泣き上戸や笑い上戸などは複雑酩酊の一歩手前であり、
「酔っていたからよく覚えていない」というようなことがあれば、本物の複雑酩酊である。
接待の酒席で大切な取引先に口論や喧嘩を仕掛けるなどし、本人はそれをまったく覚えていない。
というケースはビジネスの世界では珍しくないが、これも複雑酩酊である。
記憶が断片的だったり、まったく覚えていない状態をブラックアウトと呼ぶのだが、
このブラックアウトこそ複雑酩酊の特徴である。
もし何か身体的な疾病があって複雑酩酊がみられるにも関わらず飲酒を続けているとすれば、
「アルコール乱用」という診断がつくというわけだ。
複雑酩酊はアルコールに対する神経耐性(つまり神経系の強さ)が不安定になっていることを示すものだが、
これは過度な飲酒が引き金になることが多い。
さらにそのまま飲酒を続ければ、高い確率でアルコール依存症を発症し、
元のいわゆる「普通の酒飲み」には戻らなくなる。
実は、ブラックアウトがある人は、高い確率でアルコール依存症になることが知られている。
わたくしも、深酒をしないように努めてかなりの時が経つが。
ふとした時に、飲んでしまい寝てしまうことがある。逮捕される前に、気をつけねば。