目覚めてNY3日目は、雨。涼しい1日。76度くらいしかない。


体調もイマイチ。朝、慌しく出勤する友人を見送った後も、ぼんやり24を見たりして過ごす。

夜が飲み会で遅いためか。私を気遣い、オフィスからDVDやAUDIOの操作をリモートしてくれる友人。

ちょっと表に出て、ぶらぶら雨のCentralParkを散歩するも。風が強くて1時間で帰還。

お部屋で本を読んだり、うたた寝をしたり、パッキングをし直したりして、午前中を過ごす。



昼過ぎ。ようやく、雨が上がった模様。


まずは、大好きなSarabeth's Kitchen でブランチ。
いつものパンケーキとレモネードで満足。元気注入!

Amsterdamを南へ歩きつつ、アポのあった女史と電話。

どうやら、お目にかかる時間が取れない模様。

諦め、電話にて用件を話し、メールにてフォローとなる。


その後、GreenwichVillageに向かい、

愛するMKに頼まれたMarcJacobsグッズ仕入れるか、

あるいは、リベンジSerraを観にMoma に向かうか悩むが。


体調が悪いため、空調の強いMomaは若干不安があり。

さらに、今思い立って動かないと、もう頼まれ物は買えない。

と、潔く諦めMJへ。


グリニッチビレッジは、好きなエリア。

オサレ系のショップが建ち並ぶ。

高い建物は少なく、昔ながらの町並みを彷彿。

SOHOとは違い、いわゆる「コテコテ」のブランドではなく、建ち並ぶ店舗もあくまで、オサレ系。笑

まあ、またMARCは2008年に店舗拡張するようで。

日本の企業がレントしていた建物を買ったそうです。このあたりはMJタウンになってしまうのでしょうか。


途中、ANYAで"I'm not Plastic"のエコバッグを買い、MARCでキッチュなアイテム大人買い。

お気に入りの調香してくれるパフューム屋を覗くが、時間が無いので断念。


お世話になっている友人へのギフト探しに悩みつつ。カブス好きの友人に、Chicagoグッズを探すも、

NYではなかなか、見つからない。と言うわけで、ワイン好きの友人に、ワインの友。チョコを買うことに。

RockefellerCenterのMaison de Chocolateを目指し、バスで移動。

すると。なにやら、浴衣を着た日本女性ののぼりを多数発見。

よく見ると、展望台の広告。別に、日本絡みのイベントではない模様。


何で、浴衣なんだ?


腑に落ちぬまま、チョコを買い求める。

他にも、頼まれていたBathBodyWorksを探しつつ

甥っ子へのNY限定DISNEYグッズを買い求める。


そして、ああ、やっぱりMoMAに後ろ髪。

おかしな人みたいにウィンドウに張り付き中を覗く。


体が冷えているから、どんどん歩く。歩く。歩け歩け隊。

途中、WholeFoodsでハーブティー試飲&日焼け止め購入するも。

店内のきつ過ぎる冷房があまりに辛くて、またも、悪寒と吐き気に襲われる。

慌てて、Metroに乗りアパートへと向かおうとするも。また、やってしまった。滞在中必ず1回はやるミス。

BDに乗ったつもりが、F-LINE 。気づくとQueens。いっつも、間違えちゃうんだよな・・・・。

お次は指差し確認し、しかもExpressなので降りる駅も再確認。最初からやっとけって話。

肩を落として引き返すと、この日CentralParkでは、なにやら夕方からRunがある模様。

金融機関のスポンサーゼッケンをつけた人ごみに揉まれ、駅は大混雑。


人ごみを掻き分け、アパートへ。

友人へのカードを書きテーブルに載せ、荷物の整理を済ませ、食器を洗い、家を出る。


まだ少し、夕食の約束まで時間があったので、
乗り換えついでにColumbusCircleのSephoraを覗く。


PeterThomasRothのチークみたいなインスタントの日焼け止め

(Instant Mineral SPF 30)を購入。優れものです。

持ち歩きにぴったり。ゴルフ中やちょっと陽射しの気になる時さっとひとはけ。


汗も抑えられるし、日に焼けるのは顔の凸部分。

手持ちのパールハイライトを刷毛にとってから塗布すれば

立体感もプラスできて、いいじゃない。

Sephoraのおねえちゃんは、おヒマなようで。しばらく雑談情報交換。

その他はあまり食指が動かず退散。



そのまま、道をを南下。

日の傾いた町の景色。

とりわけ、CentralPark周辺の景色は大好きだ。

本来は公園を散歩しようかと思ったのだが、

うっかりランニング中の彼に会ってしまっては。と懸念し

(必要の無い懸念と知りつつ)公園を遠巻きにする。

と。辞めておこうと思いつつ。

近くに。そう、ただ近くにあったから。

彼の好きなREISS を覗き、ワンピースを購入→



すると、そろそろ約束の時間になった。

今宵は大好きな兄とデート。ディナーの約束。

無理に超多忙の日程を空けてくれたのだ。

前回のリベンジ、念願のOld Homestead Steakhouse

体調不良も忘れ、元気に約束の時間にChelseaへ。


ずっとずっと行きたかったお店。

うーん、お店の上に牛が居ます。


Tボーンステーキって、美味しい!


日本のお肉って、脂が多く、トロのイメージ。

柔らかくて口当たりがよいのが"良いお肉"

と言われるような気がする。

チョコに例えるなら、板チョコとトリュフくらい違う。

どちらも同じチョコで美味しいのだが、別のもの。


アメリカの肉汁の多い赤身のお肉は、歯ごたえがある。

そして、ジューシー。とろけるような日本のお肉とは違う味。

肉の持つ特性を掴んだ調理は、

歴史とともに開拓されたアメリカの味。

これはこれで、非常に美味しいものである。


その後、兄が連れて行ってくれた2軒目のバーは。

皮肉にも、また昨日のPARK。

子供の私は、思わず「昨日も来た!」と言ってしまう。

ごめんなさい、兄。


そして。前夜、彼と朝まで深酒&1時間睡眠のためか

いつも変わらず私を護ってくれる兄にすっかり安心したのか。

不安定な体調のためか。

私は、カウンターで眠ってしまう。


タクシーでアパートに戻り、お風呂に入る。

あっためた体で、本を読みつつ、昨夜の残りのワインを飲んで友人の帰宅を待つ。

友人は今日は、先輩の送別飲みだそうで。かなり遅くなるだろうと言っていた。


ふと、気づくと。またもソファで寝入ってしまっていた。1時間ほど、眠ったのだろうか。

ドアのキーを回す音で目が覚めるも、そのままうとうととする。

酔った友人がTVをつけた音で、ようやく覚醒。


2人で、昨夜の残ったワインを飲みつつ、TV-Showで爆笑。意味不明。

たぶん、お互い疲れと酔っていただけなんだけれど。異常に可笑しかった。


気づくと、友人は暖炉前のフロアで眠りに落ちてしまっている。

子供みたいにぐーぐー眠る顔を見ていたら、なんだかとても穏やかな気持ちになった。


今回は、この友人に語り尽くせないほどお世話になった。

ツアーの全ての企画やアレンジ、イベント。ホテル、食、レンタカー。運転。そして、NY。

全てのaccommodationを、何も言わずにどーんと引き受けてくれた。すべて、快く。

まったくもって、そこまでして頂くような義理のない相手なのだが。


「また、いつでもおいで」


そうも、言ってくれた。なんて、あったかいんだろう。


ふと、兄が2日前の夕食で私たちにぽろりと漏らした言葉を思い出した。


「俺はね、もう35歳にもなって、相手もいないけれど。こうして素敵な仲間に誰より恵まれていると思うから

だから、パートナーは欲張らないことにしたよ。いなくても、十分人生は幸せだから。」


私も、きっと同じように。パートナーに恵まれない分、友人に、仲間に、家族に恵まれているのだろう。


にもかかわらず。今回私は出国時から体調が悪く、眩暈やのぼせが起こり、意図せず機嫌が悪かったり。

超タフな友人としては、きっと楽しみきれなかったであろうし、私を気遣わせてしまっただろう。

それでも、最後までこうして。送別会をこっそり抜け出しで帰ってきてくれて

深夜まで最後の夜に付き合ってくれる。そっと、大切な時間をもらったのだろうと思った。


私がここを訪れる最大の理由は。どんなに忙しくても必ず時間を作って会ってくれ、

泊めてくれる、大好きな兄と、いつもの友人が住んでいるから。

迷う時、悩む時。ずっとずっと話を聞いてもらって、背中をぽんぽんと叩いて叱ってもらって

「大丈夫、大丈夫だから」。そう言って、いつも新しい力をくれる友がいて、リセットできるから。


そこにまた、ここに来たら、どうしても会いたくなる人がひとり、増えたような気がした。


迷ったことも、来なければよかったと思うことも多々あった今回の渡米。それでも、やっぱり来てよかった。


ありがとう、大好きな街、大好きなみんな。

笑ってばいばいと言って、元気に帰ります。


また、明日から日常がはじまるから。向き合わなきゃいけないことが、たくさんあるから。


ばいばい、みんな。バイバイ、New York。ばいばい、あのひと。

みんな、ありがとう。