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私は長い長いホリデー中。さすらいの旅人。笑。といわけで、ミミとまた映画デート。六本木シネマ。ホリディ

ジャック・ブラック、ラヴな私は、かなり楽しみにしていました。試写会の人を掻き分け、どっぷり鑑賞。

監督・脚本は「恋愛小説家」のナンシー・マイヤーズ。映画にも出てくるハンス・ジマーが音楽担当。





不器用な大人たちの、ちょっと切ない恋物語。そこに、老翁のあったかいエッセンス。子供、家族との絆。

深い内容では在りませんが、女の子ならほろりとくる、ラヴストーリー。

キャメロンのファッションや、大人ならではの、キスやセックスを求める台詞回しが可愛いくて。


ジュードロゥの生え際が気になり、JBの外さずに笑わせてくれる可愛さに悶えつつ。

ケイト痩せたなーとか。キャメロンのブラがなかったら、胸ポロだろうなー、などといろいろ思いつつ。

かなり変わった風貌のJasper(ルーファス・シーウェル)は、役だとわかっていてもむかつく程のイヤな奴。

現代Hollywoodの成功者であるトレイラー製作&オーナーのAmanda(キャメロン)と、

古きよきHollywoodの生き証人、脚本家のArthur(イーライ・ウォラック)90歳のコントラスト。

Hollywoodの昨今、変遷が2人の語り口、生活、人間性や目線を通じ、鮮やかに描かれていました。


また、Iris(ケイト)とAmandaのHomeExchangeを通じて。

同じ英語を話すも全く違う(恋愛もね)英米女性をコミカルにシニカルに、これまたコントラスト鮮やかに。

リッチで刺激的な経営者のAmandaは、Irisのロンドン郊外、牧歌的なお家に数時間で飽きてしまう。

AmandaとGraham(ジュード)は瞬時に恋に落ちますが、IrisとMiles(JB)は、一向に発展しそうもなく。

気になりながら、気遣いすぎて、怖がりすぎて。行きつ戻りつ。じれったくて仕方ありません。

LAカップルはArthurとのエピソードが中心になってしまい。関係が中途半端になってしまったかなと残念。

Londonカップル同様に、密に丁寧に描写されれば、もっと恋愛映画的面白さだったかなと。

GrahamとAmandaの三銃士的家族愛や、老いへの恐怖。とにかく、盛りだくさんなエピソード満載。

さらには、映画ファンなら楽しすぎる、名作が次々登場するのも楽しい限り。ダスティンホフマンに笑い。

ラブストーリーと言うより、ヒューマンドラマのようなあったかい135分。長いですが気になりません。


しかしね。なんと言うかですね。えーと。今の私にはかなり、イタ過ぎる内容。

キャメロンの出会いの晩から翌朝の会話、その後意図的に距離を置いた接し方がリアルで切なくて。

LAでの2週間限定の短い恋もSanta Anaも、black berryも。便利に使われちゃう恋愛も。
私にはかなりイタい要素・キーワードが散りばめられていて。一人意味なし涙。

キャメロンとケイトは幸せな結末だったけれど。私の不器用な恋は、ハッピーエンドじゃなかったな。

生傷ぐっさりなチョイスをしてしまい、かなり、がっくし。。 。。



いや。私も執着を。

過去の痛い自分を手放し。

卒業!

Irisと同じように。

ガッツポーズ、するのだ!


殴られても、倒れても

不屈の精神。

ロッキーバルボアにも負けぬ

ガッツポーズ。エイドリアーン!


まずは、一人手放した。次は、もうひとり。試合は、もうひとつ。


The Holiday (2006)

Starring: Cameron Diaz, Kate Winslet, Jude Raw, Jack Black

Director: Nancy Meyers