ちょっと慌しい一日。

不眠のツケが来たのか、体調不良のせいか、アル中のせいなのか。

眠くて眠くて仕方ない。


朝から調べものをし、思い立って永田町へ。議員会館と財団に行く。


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面談中から、行きたくてうずうずうずうず。
会館を後に、首相官邸横切り。
これから会食なのに、我慢できず突入。
はしご
私の好きな食べもの上位常連。坦々麺。久々に満足~。


その後、久々の友人Mとディナー@代々木上原。

学生時代からの古い友人だが、奇妙な縁で、昨年まで同じオフィスで働いた。

その頃は、頻繁にランチに行ったものだが。かなり久しぶり。


彼女は先日、お父様を亡くした。

なんと声をかけようか悩む間に。少しまた痩せた彼女が、颯爽と現れる。


彼女を待つ間、そして歩く間も居眠りしそうになりながら、 Le depart へ。


私と彼女は、体型が似ている。そして、好みが似ている。

某セレクトのMD出身のMは、いつ見ても素敵だ。


この日も、タイヤックの3点セット。おそらく自社モノDのブーツとトレンチとバッグ。

それに、高円寺で4000円でゲットしたと言うシフォンのパンキッシュなワンピース。いい抜き具合。

入社当初はいつも、気に入らないと文句を言っていた、絶対に選びそうに無かったこのメゾンのアイテム。

いつしか、ちょっとエッジーだった彼女のテイストにも、しっくりと馴染んできたような気がした。

私はこの日、はPhillip Lim 3.1のジャケットとワンピース。ドルガバの白いコート。

よそ行き姿の私を見て彼女は愕くも。すぐさまPhillip Lim談義。サイズが小さいので2人とも愛用。

その他、最近気になるアイテム、パリやNYの情報を交換しつつ。

久々に会うも、話は途切れることが無い。


社内のゴシップ(書けませんが、凄いネタだった!!!)懐かしいフランス人たち、社内名物人間たちの名前。

Mのお父さまのこと。共通の友人。そして、元彼 のこと。懐かしい話で盛り上がる。
そして、今回の渡米のことも、笑って突っ込まれる。 「行って帰ってすぐ行くなんて。あんた。男でしょ?」
お見通しなのだそう。

食事写真

マスターに(オーナーに非ず)気を遣いつつ、まずはビール。

そして、お約束のパテ。

キャベツのスープ煮と赤ワイン


私がつけているネックレスも、自作かと聞かれ。

1つは、実はAHAKAHだと言うと。彼女は面白そうに笑った。

私らしいチョイスなのだと言う。

そして、彼女は続けた。


「あなたさ、ジュエリー、もうつくらないの?」

「創ってもらったピアス、大好きよ。gluのセンス、好きなのに」

「センスって、才能よ。せっかくなんだから、またやってよ」


そう言ってもらって、なんだかとても幸せな気持ちになった。

そう。背伸びしちゃいけない。

今しかできないこと

知識と経験を。もっと新しい世界。もっと学べること。

色々な思いを持ちつつ。背伸びしちゃいけない。



「友達として、あえての苦言ね。 男も、仕事も。無理しないで。

「あんまり背伸びしちゃ駄目よ。ちょっとだけ、にしとかないと。後が苦しでしょ?」

言ってもらって、なんだかとても幸せな気持ちになった。


そう。背伸びしちゃいけない。


今しかできないこと。もっと知識と経験を、よりよい自分、新しい世界、私を成長させてくれる環境と相手。
私は猪突猛進。思い込み激しい。 色々な思いを持ちつつ。いつもその理想にだけ、フォーカスしてしまう。


仕事も、男も。私は無理をしすぎるのだ。


彼女は続けた。

もちろん、何をしていても応援しているけれど。 いつもチャレンジするあなたは、尊敬と羨望だけれど。
無理をしないで、私らしい、私ならではの道を、相手を選んでねと、忌憚ない意見をくれた。


彼女は再び、乾杯すべくワイングラスを持ち上げた。


友人とは、やはりあたたかく、素晴らしいものだと噛み締める。

ワイン1本をゆっくり飲み、
2人できゃあきゃあ騒ぎ、小田急線の終電に乗り込む。 訳もなく笑いながら、成城で降りた彼女を見送る。


少しずつ、少しずつ。取り戻す日常の感覚。あたたかい友に感謝したあたたかい夜。

たくさんたくさん、背伸びするのは、やめよう。 ちょっとだけ。ちょっとだけにしよう。


高いヒールを脱ぎ捨て、そう思った。