みなさま、新年のご挨拶を申し上げます。

昨年たくさんお世話になった方、あまりお目にかかれなかった方。

ご縁あって巡り合った方・・・。それぞれ大切な皆様。どうぞ今年もよろしくお願い致します。


さて。わたくしは、無類のスポーツ好き(スポーツマンのみならず)。

みなさまは「年末年始のスポーツ」と言うと、何を思いますか・・・。
PRIDE?天皇杯??筋肉番付??あるは、RiceBowl???花園?? ・・・etc。いろいろありますよね。


しかし、我が家のお正月と言えば


「箱根駅伝」


バタ臭い顔、20歳前後、イマドキの若者にそぐわぬ、

このなんとも古の日本人らしい 「タスキを繋ぐ」 行為における、

「絆」という精神的側面。文明無視の東海道五十三次膝栗毛もびっくりの山登り。

そこに、ドラマがあるのです・・・。


はい。いい加減な事を言ってはいけません。

実は、自宅付近を通過するため、我が家のお正月の風物詩。

我が家のみならず、旧東海道沿線住む者を楽しませてくれる行事。


特に自宅付近は、ちょうど海岸線に別れを告げ。緩やかな坂道に差し掛かる場所。
毎年テレビ中継も来る、絶景スポット。

今年も往復、堪能させていただきました。
朝からテレビをつけ、箱根にいる父と携帯で連絡。

間際に行くと、鈴なりの人垣に遮られよく見えないので、早めに出動。

中継所の襷リレーを、ドキドキしながら見守り、身支度を整える。

朝の空気を胸一杯に吸い込み、表へ駆け出す。


今年は、跨線橋の上に、最高の席を発見。

helicopterが、海岸線からターンをするまでの間は、

ご近所の方々と賀詞交換。

これも、年中行事。みんなが集まるからこその、ご近所付合い。

いいものです。

いよいよHelicopterがこちらに向きを変え、パトカー、先導車が姿を現す。

「先頭は、あとおよそ○分で到着します。ご声援お願いします!」


読売新聞さんは、忙しなく旗配りに余念がない。


大会運営車、中継車が過ぎると、あっという間に白バイと、走者。

ドキドキしながら、息を呑み。興奮して、次々と過ぎる選手に声援を送る。

これがね。すごいんです。


眼前20cmを、若者が疾風のように去ってゆく。


ものすごく早い。疾風怒濤。



中学生が自転車漕いでも、追いつけない。1kmのスプリント3分弱。

ノーマルな大人が、全力疾走するような速さ。


間近に感じる、迸る汗。隆起する大腿筋。


いいな、若いって。

エナジーと、なんとも爽やかなパワーをありがたく頂戴しつつ、興奮して旗を振り、声を掛け。

動画があるんですが、upできないので諦めます。


地味に見える競技ですが、やはり、ライブで見ると凄い迫力。

よいものです。ここに住んでいて、よかった。


ずっとずっと長く続くこの競技。私は競技には何ら関係なく、単なる1ファンとして20年来、毎年こうして楽しみにしているわけですが。

一人約20km強。走り出したら、交代もできない。自分が挫けたら、襷も途絶える。

人の絆、自己鍛錬、目標。ほんの1部分しか見えていない結果の裏にある、膨大な努力。

その背後から迫るプレッシャーと、仲間の思いを胸にひた走る、爽やかな若者たち。

汗と涙の垣間に、日本人が忘れてしまいそうで、忘れてはいけない「何か」を感じました。

今年は、ゆっくり家族と時間を過ごし、たくさん本を読み。出かけないお正月でした。

都会では希薄になってしまった、ご近所付合いというSpecialOptionもついて

仲間や、家族、そして隣人。色々な絆を確かめ合う、よいお正月でした。


駅伝も終わり、いよいよお正月も終わり。明日から仕事モード。


本年もよろしくお願い致します。