生演奏の「3月9日」を3月9日に聴いたのは何年振りでしょう。
2011年のYour Songツアーって、3月9日に横浜アリーナでやった...よね?
確か公演中に地震があったような記憶があって、そして2日後に東日本大震災があって...。
ライヴの思い出を振り返ったり余韻に浸ることなく月日は過ぎた年だったような。
そうそう、これこれ。
まぁそんな遠い記憶をたぐるきっかけになったのは言わずもがな。
今日は藤巻亮太さんの日比谷野外音楽堂へ、行ってきたからです。
レミオロメンのライヴを何度も何度も一緒に行った友達2人と一緒に。
亮太さんソロライヴは弾き語りにはいってはいたのですが
バンド編成になって以来は足が遠のいてしまっていて。
それは一種のわかりやすいファン心理の一つでもあったし
またそれと同時に私自身が自分の人生に集中していた時期でもあるので
つまりは、なんとなく離れたらそのまま月日が流れていた、という感じです。
20代の多感な時期の支えを、アラフォーになった今もまだ無くしていないことを
確かめるように、毎年3月9日にはなんとかこのブログも更新して(笑)
今日のライヴ、足を運んで本当によかったです。
久々にライヴブログを描くので勝手を忘れていましたが
「この後、ネタバレあります」のでこれから録画をご覧になる方はご注意を(笑)
ソロ曲がメインなのかと思いきや、前半の佳境を過ぎた頃から、
太陽の下、Wonderful&Beautiful、粉雪、茜空とレミ楽曲を立て続き
箱を開いてみれば半分以上がレミオロメン楽曲。
茜空はハンドマイク・フジマキでびっくり!
ギターがなくてちょっと手持ち無沙汰そうな雰囲気だったのだけれども(笑)
バンドマンではなくて、ボーカリスト藤巻亮太を見せつけられ、本当にグググと心を持ってかれた。
優しくて強くて美しいなって。
電話は不意をつかれて本当にびっくりした。
反射的にショックを受けたといってもよかったのかも。
だって「電話」だよ?
でも、前曲の「小さな幸せ」からのつなぎは、治さんのつなぎを連想させるもので
そこに私は、現在の亮太さんバンドメンバーの、
レミオロメン前田さん治さんや楽曲に対するリスペクトのようなものを勝手に連想してつなげて、
じんわりとした気持ちを同時に抱いたのも事実なのでした。
亮太さんは、大事な曲を、ひとりになっても歌い続ける決意をしてステージに立ってきたんだなって。
そんな綺麗事で自分を言いくるめようとした私ではあるものの
この複雑な気持ちは、再度雨上がりで刺激をされちゃったんだけど笑
ああ、なんてめんどうくさいのだ、私は。
こんな気持ちは、現在進行形の亮太さんにはなんの応援にもならないというのに。
多分、この複雑な気持ちの問題の根源は、私自身の中にあるんだろうな。
当時の、ハタチ頃の多感な時期の私自身と、アラフォーの今の私との折り合いというか。
記憶はキレイになり過ぎて蓄積されるからな、と、そんなことも思いました。
バンド演奏の3月9日や新曲、そして最後の最後の3月9日(合唱)まで
しっかりと楽しませてもらいました。ありがとう。
何よりこの年齢までバンドを続けてくれてありがとうって。
早逝してしまうバンドマンは多いから...だから、続けてくれるだけで感謝なんだな、
というふうに思う自分もいるのも事実。
さて、レミオロメン、再結成は、3人が50歳の頃なんてどうでしょうか?
私もスタンディングライヴに耐えられる体つくりをしたいと思います。
みなさんにとっても、素敵な3月9日であったことを、心から願っています。