テニスの女子 HP オープンの準決勝を観戦してきました。
貴重な大阪での開催だったので1日は観に行きたいなと思ってました。
当日の試合は
サニア・ミルザ(ノーシード) 対 フランチェスカ・スキアボーネ(第4シード 26位)
スキアボーネが6-2,6-1で快勝
キャロライン・ウォズニアッキ(第1シード 6位) 対 サマンサ・ストーサー (第3シード 15位)
ストーサーが6-0、4-6、6-4で勝利
この試合でおもしろかったのは
第1セットでウォズニアッキがファーストサービスがどうしても長くなりフォルトが多くて・・ラケットを思い切って振れてないような感じで、セカンドもあまいものとなっていたのが気になっていました。
さすがストーサーはそこをのがさずに、コートを広くとてもうまく使って、揺さぶりをかけていました。
終始ストーサーのペースで試合は運びました。第1セットはストーサーがとりました。
第1セット終盤に5-0のとき、ウォズニアッキはコーチをコートに入れてのオンコートコーチングをしました。
そこで気を取り直したのか、少しずつプレーを変えてきました。
第2セットに入り、ウォズニアッキは相手のバックサイドを中心に攻めを組み立てていました、サービスも思い切りよくなりフォルトも長いのではなくネットするものに変わっていました。
一番の持ち味であるバックハンドのダウンザラインも決まり始めました。
でも、ストーサーも第1セット同様のペースでなかなかつけいるスキを与えてくれません。
それどころか、バシバシとサービスエースを決め、4つのポイント全てがサービスエースというゲームさえありました。観衆も感嘆というか大喝采でしたが・・
なんとかウォズニアッキが第2セットはとりました。
そして試合はフルセットの熱戦へ突入
第3セットは調子を取り戻したウォズニアッキと、調子を維持し続けるストーサーの白熱したものとなりました。
でも、今大会のストーサーは本当にスキがなく、パワフルなフォアのショットとしっかりコントロールされたサービスとボレー・スマッシュが融合されたいいテニスをしていました。
さすがダブルススペシャリストというところを余すところなく発揮していました。
それに対してサービスに精彩を欠いていたウォズニアッキはネットプレーにもろさを見せて、決めるところで決めきれないツメの甘さが目につきました。
でも、ジュニア時代からの得意ショットであるバックのストレートは相手の手元ですばらしい延びを見せるいいショットでした。
同じ靫のコートで観たショットがさらに成長していました。
さすがに世界ランキング20位以上の選手たちはすごいなあと感嘆する1日でした。
朝からの雨には、ちょっと滅入りましたが無事試合が観れてよかったです。