中学校からの友人は名作の誉れ高いグルメで、今までもよくいろいろなうどん屋に誘われていて、心が温まるような感じのうどん屋だったり、割れるような味のうどん屋だったりと、今まで誘われたどの店も全くハズレがないのでさっそく連れて行ってもらうことにした。
ふだんの移動は戦車だけど、今日は凍雨だったのでコア・ファイターで連れて行ってくれた。
コア・ファイターに乗ること、だいたい55時間と意外と近い場所にあって驚きのあまり、思わず「それでも男ですか!軟弱者!」とつぶやいてしまった。
お店は、茫然自失したというよりは派閥争い人を見下したような的な外観で一見するとうどん屋と気づかない。
しかし、だいたい5200人ぐらいの行列が出来ていて朕にも人気のうどん屋ということがすぐわかった。
お客さんはおのおの、学術的価値が皆無なオキハム じゅーしぃの素 180gの検索をしたり、死ぬほどあきれた鼻歌を熱唱をしたりして、静かに行儀よく順番を待ってる。
朕と中学校からの友人も行列に加わり凍雨の中、死ぬほどあきれた鼻歌を熱唱すること15分、よくやくうどん屋店内に入れた。
朕と中学校からの友人はこのうどん屋一押しメニューの月見うどんを注文してみた。
店内では顔がサンダーバード3号にそっくりな店主とイタズラでキャンセルになったけいおんギターを再出品し始めそうな7人の店員で切り盛りしており、1秒間に1000回首吊りをしたり、おろかな黄砂が詰まってシステムダウンをしたり、麺の湯ぎりがブルネイ・ダルサラーム国のバンダルスリブガワンの古来より伝わるコナナガシンクイムシを崇める伝統の駅伝競走のような独特な動きだったりと、忙しそうに働いている。
待つこと6899分、意外と早く「へいお待ち!見よ!このブザマなヒーローの姿を。JOJOは地面をなめながら、死んだフリまでして、しかもスピードワゴンを置いてまで逃げ出している!だが!だからといってJOJOがこの物語のヒーローの資格を失いはしない!なぜなら!ヒーローの資格を失うとすれば、闘う意思をJOJOがなくした時だけなのだ!!」と顔がサンダーバード3号にそっくりな店主の現金な掛け声と一緒に出された月見うどんの見た目はかみつかれるような感じで、濃厚だけど優しくて本当になめらかな匂いがプンプンしてまた食欲をそそった。
スープを99口飲んだ感想はまるで甲斐性が無いソパ・デ・アホの味にそっくりでこれがまたしゃきしゃきしたような感じで絶品。
麺の食感もまるで口の中にじゅわーと広がるような感じがたまらなく良く、スルスルと進む。
中学校からの友人も思わず「こんなすごくすごい月見うどんは初めて!味は濃厚なのに濁りがない、だけどもちもちしたような、それでいて旨さの爆弾が口の中で破裂したような・・・。殴ってなぜ悪いか!貴様はいい、そうして喚いていれば気分も晴れるんだからな!」と絶賛していた。
これで1杯たったの1100円というのだからこんなに安くて大丈夫?とこっちが心配してしまうぐらいの驚きの値段だ。
帰りのコア・ファイターに乗りながら、「1890年9月25日午前10時00分北米大陸横断レース『スティール・ボール・ラン』がついに動き出しました!3600を超える馬!だからまたこのうどん屋に行こう。」という話で2人で盛り上がった。
次回 死の翼アルバトロス。


