少し長文ですが

お付き合いいただければ幸いです

 

私自身

つい物事を多面的に考える癖があり

角度を変えて捉えてみたりすることで

良い解決策や糸口、ヒラメキなどへと

結びつくことが多くあります

 

先日、セッションの中で

いわゆる「氣持ち」のお話になりまして

クライアントさんの

「ざわつく」というマイナス要素の心の声に対し

どう糸口を見出せるか

どのような話がいいかな~と

自分と対話している時に

 

今回のお話のテーマ

「3つの呼吸」

が浮かびました

 

お伝えした後のリアクションは

「ざわついていたことが、なんだかスーっと引きました!」

という

モヤモヤしていた雲がスーっと晴れてきた感覚になったそうです

 

とても良い表情と

なんだか附に落ちたという表情をされたので

その内容のお話をさせていただきます

 

 

まず一つ目の「呼吸」

普段から無意識にそして自動ドアのように行われる「呼吸」

空氣を「吸う」「吐く」の「呼吸」

私たちはこの「呼吸」がないと生きていけないのは

誰しもが分かっていることです

 

そして「呼吸」を整える事こそが

自分の心を整えるとも言われています

このような意味の「呼吸」を整えるのが一般的です

 

では「呼吸」は自分が生きていくためのものだけなのでしょうか?

 

そうではありません

 

二つ目の「呼吸」

「阿吽の呼吸」と言うように

対相手との息が合うという状態を意味した呼吸を言います

 

その「呼吸」は

人間関係を構築するために行う「呼吸」

つまり

私という人間とあなたという人間が

共に「呼吸」のように息を吸ったり吐いたりするということです

 

息を吸うとは

具体的な行動として

あなたの話を「聴く」ということ

親身になって心で聴く姿勢を取ると良い呼吸になります

そして

息を吐くとは

私の話を「話す」ということ

自分の考えや想い

相手をコントロールすることではなく

「私は~(考えや想い)です」という吐くを「話す」

主語を「私」にすることがポイントになります

 

この

相手との関係性の中で

聴くと話すの収縮と膨張として捉えること

2つめの「呼吸」になります

 

そして

3つ目の「呼吸」

「組織の呼吸」

役割に応じて息を吐く

これは

「ビジョンの発信、目標設定やコミット、または業務に対しての指示や命令。提案の打診、行動」などを意味し

これに対し息を吸うは

「ビジョンの共有であったり、提案の受け入れや実施」など意味します

ただただ

一方的に吐いたり吸ったりするのではなく

組織の中でも

役割に応じてお互いが吸う立場や吐く立場を行えると「組織としての呼吸」が整っていきます

 

つまり

共通目標や役割に適してる人間性に対しての尊重、各々が自分の役割に応じて動けている組織、躍動する環境であること

これが「組織の呼吸」になります

 

このように

「呼吸」には

3つの呼吸があり

役職やポジショニングによって

「呼吸」を使い分けていくことが重要になります

そして

この3つの「呼吸」は繋がっているのです

 

無意識の呼吸は

吐き続けることや吸い続けることはできません

悩みや問題が起きたとき

自分自身で全てを抱え混み続けると

それは吸い続けているのと同じことで

いずれは溜め込み過ぎて

病という自分自身の心や組織体を傷つけてしまうことにも繋がり

反対に一方的に吐き過ぎることで相手を追い詰めてしまったり、毒を吐く、つまり愚痴や批判、ジャッジなど負の捌け口に変わってくることもあります

 

このように

「呼吸」は自然に行われている行為でありながら

高い視点での「呼吸」で捉えると

無意識に健康や人間関係、また組織の構築にも強く影響を与えているのです

 

「呼吸」のサイズによって

肉体や精神が整い

また組織の呼吸が整う事で事業の発展や業績の向上にも繋がります

 

人間関係で上手くいかない場合は

ほぼほぼの確率で

2番目の「相手との呼吸」が整っていません

良く聞く「あの人とはかみ合わない」です

 

本当でしょうか?

 

自分が

吐く方に意識が偏っているのか

もしくは

吐き方が悪いのか

はたまた

吸う方が悪いのか

吸い方が悪いのか

というように

この3つの呼吸において

今自分がどのような状態なのかを俯瞰してみると良いと思います

 

きっと思い当たる縁があるのではないでしょうか

 

クライアントさんは

この「3つの呼吸」からこれからの自分の行動を

どう選択すれば良いかが観えたのです

 

あなたは今

どのようなことに違和感を感じていますか?

どのような状態にありますか?

まずは呼吸を整えてみてはいかがでしょう

 

「3つの呼吸」

是非、意識して実践してみてください