地球温暖化(ちきゅうおんだんか)とは地球表面の大気や海洋の平均温度が長期的に見て上昇する現象である。生物圏内の生態系の変化や海水面上昇による海岸線の浸食といった、気温上昇に伴う二次的な諸問題まで含めて言われることもある。その場合「気候変動」や「気候変動問題」という用語を用いることが多い[1]。特に近年観測されている(更に将来的に予想される)20世紀後半からの温暖化について指すことが多い。単に「温暖化」と言うこともある。現在、温暖化が将来の人類や環境へ与える悪影響を考慮して、さまざまな対策が立てられ、実行され始めている。
温室効果ガス排出量の6パーセント削減を約束した京都議定書を受けて、1998年6月、日本政府は緊急に推進すべき地球温暖化対策を「地球温暖化対策推進大綱」としてまとめた。
2002年3月には、大綱の根本的な見直しが実施され、京都議定書の削減目標達成に向けた具体的な裏づけのある対策の全体像を明確化するとともに、個々の対策についての、日本全体における導入目標量、排出削減見込み量、および対策を推進するための施策が盛り込まれた。
バイオ燃料は、自動車用燃料として利用した場合、地球温暖化の原因とされる化石燃料由来の二酸化炭素の排出がない。また、硫黄酸化物排出がないほか、一酸化炭素・炭化水素(すすや黒煙)が少ないなどの特徴がある。 このようなことから、環境省でも、地球温暖化対策として、「京都議定書目標達成計画」案にもバイオ燃料の導入を盛り込んでいる。
米国ではバイオエタノールとガソリンを混合した燃料を使ったり、EU諸国ではバイオ燃料の利用が進められている。一方、日本では、ガソリンと比べ割高になるほか、燃費が悪いなど様々な改善が求められる。一般の認知は低いが、一部地域でゴミ収集車や市バスの燃料に採用されている。