100年に一度と言われる世界的な経済危機の中、大学生や高校生から留学後の就職についての質問が多くなってきている。
最近の傾向としては、採用人数が計画より少なかったと回答した企業の理由は、「求める学生の基準を下げてまで採用しなかった」ということらしい。
即ち、「質」を求められているのである。
アエラ(朝日新聞社)2009年1月26日号に面白い記事がある。
「主要大学別でみたサラリーマンの年収」というランキング。
(グローバルウェイの調査データをもとに、主要企業に勤務する1370人からの集計)
★金額は、平均年収、年齢は、平均年齢
1位 京都大学 992.4万円 42.2歳
2位 東京大学 986.2万円 39.9歳
3位 海外の大学 816.3万円 33.5歳
4位 東京外国語大学 779.0万円 44.5歳
5位 一橋大学 779.0万円 37.2歳
6位 大阪大学 760.3万円 40.4歳
7位 関西大学 745.0万円 39.3歳
8位 名古屋大学 740.5万円 37.5歳
9位 東北大学 727.8万円 41.2歳
10位 東京理科大 724.5万円 40.9歳
11位 慶応大学 711.7万円 38.8歳
12位 明治大学 711.1万円 38.9歳
13位 早稲田大学 709.6万円 39.7歳
海外の大学卒は年齢も低く、高い収入を得ている傾向がある。
さらに、2007年度の新卒者採用に関するアンケート結果(日本経済団体連合会)の調べによると、
「選考にあたっての重視点」は、(複数回答)
コミュニケーション能力(79.5%)
協調性(53.0%)
主体性(51.6%)
チャレンジ精神(49.4%)
誠実性(42.4%)
責任感(33.0%)
ポテンシャル(28.9%)
論理性(23.4%)
柔軟性(18.8%)
職業観・就業意識(18.6%)
創造性(18.1%)
信頼性(14.7%)
専門性(13.5%)
リーダーシップ(12.8%)
一般常識(6.8%)
語学力(4.4%)
感受性(4.1%)
学業成績(3.9%)
倫理観(3.2%)
クラブ活動・ボランティア活動歴(2.2%)
大学/所属ゼミ(2.2%)
学校名(0.7%)
保有資格(0.0%)
その他(3.4%)
という結果。
企業が求めているのは、まさに海外の大学が重視しているポイントだ。
机に座って記憶することに主体をおいた日本の大学と違い、
海外の大学は、とにかく多くディスカッションを行い、コミュニケーションのとり方を学ぶ。
異文化の中で、人と人とのつながりを通し、協調性を学び、
自分の意見をしっかりと言える指導を行っている。
誠実性、責任感、論理性、柔軟性、創造性・・・
そのような人間として社会の中で生きていくために必要な人格形成(全人教育)に重きをおいているアメリカの大学を出た人間が、日本の主要企業でも活躍している理由は、この2つの数字からも見えてくる。
今、求められているのは、どんな大学を出たのかではなく、どんな専門知識があるのかではなく、「人間性」が問われている。
その教育を受けられる場所が、まさにアメリカの大学、リベラルアーツカレッジでの教育だ。
アメリカの教育は奨学金を得ることで、日本の私立大学に行くのとさほど変わらない費用でいける。
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