多くの人が願望実現を目指し、願いを叶えようと努力していると思います。
夢を持つことはとても大切で、その想いがあるからこそ人は努力し、発展することができるのです。
では、その夢を叶えて人はなにが得たいのでしょうか?
お金、自由な時間、高級億ション、高級車、海外移住など色々あると思います。
人はその夢を叶えた時にどんな感情になるでしょうか?
逆境の全てに感謝し、至福の喜びを感じ、遂に叶ったことに大声で雄叫びを上げるかもしれません。
しかしもし、夢が叶ったとしてもその感情が手に入らなかったら人は目標を達成したといえるでしょうか。
では、私達が目標を達成して、本当に得たいもの、その究極はなんでしょうか?
目標を達成して、本当に得たいものが何であるか、分からずして夢を叶えたことにはならないのです。
その解答に行く前にまず考えて、いただきたいことがあります。
それは、私達は物事をイメージする時にどのようにイメージしているかです。頭の中でどのようにイメージしているでしょうか?
成功、達成、栄光、富豪というように文字が頭の中に出てくるのでしょうか?
違うのです。
イメージというものは映像で出てくるのです。
人間は、獲物を捕らえるライオンのように思い浮かべた映像が鮮明に映し出された時にその目標に向かって進んでいくように出来ているのです。
ヨハネによる福音書1章1節に「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。」とあるように神様も言葉や言語がないと思考が働きません。言葉で考え、その次に宇宙や世界を映像でイメージしながらこの森羅万象を具体的に創造されたのです。
その神性を持っている私達も同じなのです。
「ハワイに行きたい!」と言葉で思い、その後に自分がハワイに行っている映像をイメージしながら具体的に準備にかかるのです。
貯金する、休みを取る、エアチケットを予約するなど、その準備にかかるのです。
神様が宇宙を創ったように本当に望んでることを具体的に映像でイメージしていくのです。
その映像を何度も何度もイメージしていくことにより、未来映像の方が 現在の映像よりもリアルティの強いものになれば、ゴールが達成されるようになるというのです。
では先ほどの質問ですが、
我々が目標達成を通して、本当に得たいと思っているのは実はemotionなのです。すなわち感激、感動と言った感情です。
この感情を得るために人は、多くのものを犠牲にもできるのです。
人間には喜びを得ようとする感情があります。
喜びを喜びとして感じるためには、悲しみや苦痛もまた同時に存在するのです。
何故なら悲しみなく、喜びを感じることはできないからです。
これを究極の2分法と言います。
究極の2分法とは、
極と極の意味を持ちながら、相対性という関係で存在しているものです。
二つは極性ですが、
実はこれは、人間の存在というエンジンを動かしているエネルギーで
もあって、この二つの思考がなければ存在できないというのです。
例えば、愛が存在するためには不安がないと存在できないのです。
不思議ですよね。
なぜ不安がないと愛が存在できないのでしょうか?
分かりやすく例を挙げると
熱いというのは冷たいという概念があって初めて熱いというものがどういうものかを知ることができるのです。
嬉しいというのは悲しいという概念を知っているから嬉しさが実感できるのです。
世の中、悲しさだけだったら嬉しいということは永遠に解らないのです。
ですから愛が存在し、純粋な愛を知るためには対極となるものが存在しなければならないのです。それが不安です。
愛が愛らしくその素晴らしさを輝かせるためのものなのです。
このように究極の2分法があるからこそ、喜びも人一倍実感するのです。この宇宙の法則を知って、逆境を感謝に変え、誰よりも努力することなのです。
そして夢が叶った時の映像をイメージして、そこに感情をプラスさせることによって更なる相乗効果をもたらします。
ですから、 年収◯◯◯◯万円!!という数字の目標とか、大富豪という言葉ではなく、それを達成した時の未来映像と感動という感情を常に生活の中でイメージしていることが成功への鍵なのです。
毎日精一杯、できるだけ未来映像をイメージし、感動と喜びを引き出すように生活すべきなのです。
夢をより早く、そして確実に達成させるために、絶対に波動を下げないこと。
夢が叶った時の感動と喜びの感情を心底、味わうように生活してください。
楽しみながら一つ一つゴールに向かう感情です。
世界最高のコーチングマスターであるアンソニー・ロビンズは、『充実感のない成功は、究極の失敗である。』と言っています。
今考えていることがその人のムードをつくり、そのムードによって環境が整い、リアリティーができ上がるということです。
イメージの方が無意識に刻みこまれるのです。
成功への3段階
すべてのことはまず言葉があり、次にイメージ。そしてそれが現実世界に広がるのです。
すべては、3段階で完成するようになっているのです。
マイナス思考の人達は成功しないという話をよく聞きます。
何故かといえば、彼らは「上手くいかなかったらどうしよう、失敗したらどうしよう、間違ったらどうしよう」と考え、発展的に物事を考えられないと同時にそうならないための方法を見つけるかといえば、そうではなく、結局は怖がってなにも行動しないのです。
あるいは、出来ない理由を一生懸命に探して行動せず、時間だけが過ぎていくからなのです。
現在の思考が未来を決定するのです。
したがって目標を達成しようとするなら、思考をコントロールする必要があります。
成功への3段階から2段階へのショートカット
先に述べたように私たちは何か行動を起こす時に
「 思考、言葉、行動」
という3段階で実践するようにできています。
しかし、早く結果を出そうとしたらこの3段階から2段階にショートカットする必要があります。
思考=行動です。
人はある「思考」から「言葉」で考え、「行動」に移すと言ったパターンで動いています。
例えば、
最近ストレスが溜まっていてリフレッシュしたいという思考が働き、
頭の中で言葉によってあれこれ模索します。
自然がある所でリフレッシュしたい、山に行きたい、ハワイに行きたいと。
そして具体的な計画を立てて、行動に移すのです。
しかし早く結果を上げようと思ったら思考=行動が大切です。
そうしないとあれこれ考えているうちにタイミングを逃してしまうからです。
例えば営業実績を上げようとした時にお客さんに電話をしようと思うと、どうしてもブレーキが掛かります。
「この時間はきっと忙しいだろうな」
「週末だから寝ているかもしれない」
「疲れて休んでいるのに電話したら嫌がられるかもしれない」
こう思うとなかなか行動に移せず実績も上げらないのです。
しかし、あれこれ考えず、思ったら行動に移す事です。
名簿が目の前にあったら何も考えず電話をしまくることです。
これができたら実績はぐんと上がるのです。
思考―言葉―行動の3段階から
思考―行動の2段階へショートカットする
これらを実践する事が「成功への架け橋」なのです
行動のパターンを強制的に変えるのです。
そして成功へのイメージに感情をプラスさせるのです。
これが人生を飛躍させる極意なのです。