火曜日は最後のESLだった。実はまだまだ授業は残っているのだが、これで最後と決めていたので、1年半ほどお世話になったAnneにも挨拶をすませてきた。けっきょく全授業の半分も出席しなかったが、それもESLに出たからといって英語が上達するわけではないことをもうよく分かっているからだ。やはり生活の中で、そして仕事の中で、実際に英語を使って、みんなと積極的に会話をし、訓練を積まなければなかなかスムーズに口から英語が出るようにはならない。それでもAnneの授業からはいろいろなことを教わった。その最後の授業ではこんな文が出てきた。"Yeah, but now I'm racking my brains trying to figure out how I'm going to make ends meet." 最後の部分に出てくる"make ends meet"は受験でよく出題されるイディオムなので、みんな知っているだろう。"rack one's brains"は「脳みそをしぼる」ということ。脳は一つしかないのになぜ複数形なのかと当然のように質問が出たが、Anneは「確かにおかしいように思えるが複数形で使うのが普通」と答えていた。そして翌日、論文を執筆中で頭を抱えていたChristianにさっそく使ってみた。"Are you racking your brains?" 動詞としての"rack"はあまり見かけないが、このまま覚えておくといい。