【秋の蜃気楼】



昨日のライブは久しぶりに“緊張”したが無事に“ぐだぐだ”なライブが出来てよかった。そして“屋外”でのライブが大変だということを痛感した。



ライブの後に某バンドのリーダーから接待をうけた。某バンドのリーダーに連れられて怪しげなビルの地下に潜む店へと入店した。扉の奥に広がる風景に驚愕した。



乱れ飛ぶパイオツ。



中学生ならタマキンが破裂しても仕方のない環境に戸惑いを隠せない“初潜入”のボク。そんなボクを後目に某バンドのリーダーとドラムは“ベテランっぷり”を発揮してパフパフや女股ハムハムに没頭しては“鼻の下の距離”を“フルマラソン”にしておられた。人様に見られてはいけない振る舞いを堂々と晒している“ベテランさん”な二人の勇士にボクは敬意を込めて敬礼をした。しばらくすると、気分の高揚を抑えられなくなった某バンドのリーダーは“ピンクトップ丸出し女子ダンサー”に『好きやぁ!オレと付き合って!!』と何回も告白しておられた。凛々しい姿だった。偶然にも服の下に“亀甲縛り”を施していた某バンドのリーダーは店内アナウンスでステージに招かれ、乱れ飛ぶパイオツたちの餌食となり、挙げ句にフロントボーイのマイクパフォーマンスで『服の下は亀甲縛りィィィ!!この人の私生活はいったいどうなっているんだァァァ!!』と称賛されていた。



あの日、ボクは“秋の蜃気楼”を見たに違いない。きっと全ては“幻”だったのだ。そうでなければダメだ。ダメなのだ。なぜなら、帰りのタクシーで某バンドのリーダーが『ビルの近所に“ビル内で働くオネーチャン”が住む寮があるらしくて、オレ、昔、意味なくビルの近所をウロウロしててん。』と“危険”な告白をしていたからだ。



“秋の蜃気楼”から丸一日が経過して洗濯をしようとハンガーに掛けた上着を外すと、上着から“乱れ飛ぶパイオツたち”の香水の香りが明確に鼻孔を貫いた。残念ながらあの“秋の蜃気楼”は現実に体感したことのようだ。



ということは!!



某バンドのリーダーは“危険”ということになる…。



そら“公然猥褻”で連行されはるわ♪