glenunsaroot1977のブログ

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人気ブログランキングに参加しておるぞ 最初から読みたい場合は目次をクリックせよ人気ブログランキングへここに面白そうなタレコミお願いします↓http://ameblo.jp/nnoise16/現在有璃紗姫のイラストを公開中 アクセスが早くも10万オーバーしたのでカウンターを変更しました。現在の数字に11万をプラスしたのが正確な数字となります。にほんブログ村 にほんブログ村 皇紀10002年(1942年)6月6日 京都 それは、突然のことであった。 多くの家庭では既に夕食を終え、就寝前の束の間の団欒を楽しんでいた。既に日本は戦争状態に突入していたが、折からの快進撃を肌や空気で感じているせいもあるのか戦時下にも関わらず何処か余裕のようなものがあった。  因みに日本皇国ではアメリカと一進一退の攻防を展開中とだけ\繰り返し、具体的な戦果を公表することについては避けていた。というのも大勝利に浮かれ、それに国民が舞い上がり、更にそれに釣られ軍人たちが功利主義に走るのを警戒したせいもある。勝利にしても如何にも薄氷の勝利であったかのように報じ、危機感を醸成することも忘れない。 確かにここまで勝利を手にしてきてはいたが、正直手放しで喜べないのは本当のことだったからだ。 何しろ相手はあのアメリカ。あの巨大な工業力が牙を剥き始めたら……姫君たちの采配もどこまで持つやら。危うい土台の上に立っていることは間違いなかった。 京都のとある一家も今日も何事もなく平穏裡に一日が終わろうとしていた。 白戸家である。 一家の主は海軍大佐で現在は大型巡洋艦に乗艦し、艦長を務めており呉に出向しているため家にいない。 家族構成は母、長男、長女がいる。 父親が海軍大佐ということもあり家としては裕福な方のようで、自宅もそれなりの大きさがあった。 二人の子供はいつも楽しみにしているアニメ、『けいおん!!』(何でそんなもんがこの時代に放映されとるんや、というツッコミは却下)を見終わり下の子供のほうはこれからお風呂に入ろうかという頃だった。 平穏な日常を破る何かを一足早く察知したのは4歳の長女、節子だった。「母ちゃん、何か胸騒ぎがするねん」 唐突にそう言い放つ節子に母親は戸惑うこともなく冷静に諭す。この年頃の子供は何かと感受性の過敏な時期。これまでもそういったことは度々あったので母親は特に気にしていない様子。「節子、また怖い夢でも見そうなのかしら?じゃあ、今日はお母さんと一緒に寝ましょ」 そんな節子をからかう14歳の長男、清太。「あははは、相変わらず節子は怖がりやなあ。そんなことじゃお父ちゃんに笑われるぞ」 しかし、節子は真剣な眼差しで怯むことなく言い返す。「ち、違うねん。本当に何か怖いことが来てるんや」 珍しく言い返す節子にキョトンとする母と清太。と、そのときであった。 街中にけたたましくサイレンが鳴り響き、更に……「住民の皆様方、ただいま、空襲警報が発令されました!!繰り返します、これは訓練ではありません。繰り返します、これは訓練ではありません。直ちに警察及び消防、軍などの指示に従い近くの公共建築物に避難してください!!」 日本皇国に於いて市区町村毎に設置が義務付けられている放送スピーカーから流れる普段冷静な声ではなく明らかに緊張と混乱を伴ったかのようなやや怒張の入った声から、この警報が本物であると察知するのに時間はかからなかった。「ま、まさか……本当に空襲が!?うそやろ……」 この日本に空襲!?清太は信じられないといった思いだった。実は、これより2年前、第二次極東戦争も終わりに近づいた頃、ソビエト空軍が空襲を敢行したことがあり、まだ本格的な防空体制及び避難体制が整っていなかった頃だっただけに一時京都は騒然となったことがあった。 清太はそのときのことを未だはっきりと覚えている。その空襲がまたしても!?それにしても相手は何処から!?  そんなもんアメリカしかおらんやろ、と自分の内心で突っ込みを入れつつも、一体どうやって!?ということまではさすがの清太も想像すらできなかった。 まさか、アメリカが富嶽に匹敵する超重爆撃機B-36を開発配備して米本土から直接空襲を敢行しようなどとは想像だにできなかったとしても無理からぬことではあったが。 寝耳に水の出来事に、唖然とし固まる白戸一家。そんな白戸一家の玄関の引き戸を叩く音が。そして突然入り込む音が。「白戸さん、早く近くの公民館へ!!」 そう叫んでいるのは近くの顔馴染みの憲兵であった。 その声で冷静さを取り戻す白戸一家。「こ、これは大変だわ。大急ぎで避難しないと」 かねてよりの訓練通り、手元に用意してある非常用の食糧や生活用具と貯金通帳などが入った背嚢などをそそくさと背負う母と清太。節子も子供用の小さな非常用背嚢を背負い、更に防空頭巾を母親に被せてもらう。 そして、節子はつぶやく。「だから言ったねん……あっ、あれ忘れたらあかん」 そう叫んだ節子に、清太はあるものを持たせた。「はい、節子はこれがないとあかんのやろ」「うん」 清太からドロップ缶を渡された節子は満面に笑みを浮かべる。 憲兵の指示に従い大急ぎで近くの公民館に向かう白戸一家。他にもかねての手筈どおり公民館に向かう地区住民の皆さん。ここから公民館まではざっと300mほどである。 日本皇国では二年前の空襲の教訓を受け、公民館や体育館などの大型公共施設、大型ビルの地下スペースなどを非常時避難施設に指定しており、いざというときのために月一回のペースで避難訓練を実施していた。 アメリカと違い、数千キロ単位とはいえ空襲の際の発進基地になる可能性のある島嶼や大陸部などを周囲に数多く抱える日本にとって、本土空襲は今そこにある危機なのだ。 訓練の成果もあり、住民は比較的落ち着いて公民館を目指す。沿道には憲兵隊の車両のほかパトカーや消防車が多数出動して警戒にあたっていた。「ほんま……このままどうなるんやろ」 清太は不安を胸に、ふと節子のほうを見ると、節子は今にも泣きだしそうであった。無理もない。 日本本土へ、危機が間近に迫る…… 最後は……久々の動画だ。念のため言っておくが、あくまで借り物である。また、途中変な声が聞こえるが気にしないように。  本土空襲の危機に、胸が押し潰されそうだ、という者はクリックするがよい 人気ブログランキングへ 皇国戦姫とはどういう世界観なのか、そしてこのブログでの決め事とは? こちらもクリック↓ファンタジー・SF小説ブログランキングへ長編小説 ブログランキングへ にほんブログ村にほんブログ村  最強御姫様伝説 皇国戦姫 ...