今夜はとても涼しい。




風がとても気持ちいい。




何もせずに、何も考えずに、この風をずっと感じていたい。




心地良い空間にいると、時間がゆっくり流れているような感覚になる。




こんな穏やかな時間が、ずっと永遠に続けばいいのに。




でも、続かないことを知っているからこそ、続いてほしいと願うのかもしれない。




もし本当に永遠に続くことが分かれば、きっと退屈で、飽きてしまうから。




いつか必ず終わりが訪れるからこそ、幸福な時間を貴重なものだと感じる。




どうせ終わるなら、せめて少しでも長く続いてほしいという願いを、「永遠」という言葉に託す。




ほんのわずかな時間の中に、「永遠」の時間を感じたいと願う。




「永遠」に続く幸せな時間を、いつか感じてみたい。