表紙に使ってる照明器具は実は15年位前にアメリカから図面(勿論有名な作家のものなので、著作権付き)と
部材を送ってもらい工房で制作したものです。 建築を志している人なら誰でも一度は学んだことがあるあの
アメリカの建築家 Frank lloyd Wright (以後 ライトと略)が イリノイ州にある通称ダナ・ハウスと呼ばれている
邸宅のためにデザインした照明器具です。 わが国ではヤマギワがライセンス生産(受注生産)していますが
何せ一台が百万円以上! わが国ではよほどの好事家でないと無理です。 オリジナルは勿論サザビーの
オークションに出るくらいのとんでもない高価な一品です。
以前から一度はチャレンジと考えてたので、入手困難な図面(これも 懐かしいアンモニア臭い青焼き図面)や
パーツ・指定オリジナルガラス等々を入手 そして約一ヶ月くらい掛けて制作しました。
それは まるでステンドグラス制作というよりも・・・建築物を制作してる感じでした。
写真をみて ご想像ください! ティファニースタイルのランプの如き派手さは無く、時間の経過と共にその大人の味わいがじっくりと出てくるんです。 当然 これで新聞読んだり、部屋の床に落ちた爪きりを探すわけには
行きません。 夜の静寂と暗さを楽しむ為の灯りなんです!
こんな、マニアックな世界に足を踏み込んだばかりに、苦労と幸せの間をジグソー・パズルの人生です。







