先日、私は生まれて初めて、
「タバコをやめます。」
と人に言いました。
この禁煙ブームの中で、
なぜ今初めて言ったかというと、
初めて「やめよう」と思ったから。
ほんの先週位までは、
「私は絶対タバコはやめないよ。」
「マナーを守って、細々吸い続けます。」
と心からそう思っていたし、
周囲の人達にもそう言っていました。
しかも、先日友人に占ってもらったときに
「悪習慣を止めましょう」的な結果が出たときも
「うるせーバーカバーカ」とか言ってましたし。
(親切に言ってくれてるのにねwww
素直にハイと思えなくてごめんなさい>友人)
今までも、色んな人が色んな言い方で
やめた方が良いよと言ってくれたし、
うまく止めた方法も教えてくれたけど、
やめた方がいいんだろうなーとは思うものの
全くピクリとも「やめる」とは思いませんでした。
じゃあなぜ、そんな私が「やめよう」と
思ったかというと、
「タバコを吸う」という行為が
私にとってどんな意味があるのか？について
向き合ってみたところ、
自分の様々な感情とリンクしているなと
府に落ちて、
で、「それらの感情を持ち続けること」から
そろそろきちんと卒業してもいいんじゃないかな、と
自然とそう思えたからなんです。
＋＋＋＋＋
「何か感情とリンクしているのではないか？」
と気づいたのは、ここ何ヵ月かの間に
「そういえばタバコを吸ってないな」
という時間が割りとあったからです。
そういえば半日ほど吸ってないな、とか
そういえば今日3本位しか吸ってないな、
(普段は一日に半箱位なので)とか
別に「吸わないで置こう」と決めた訳でなく
自然にそうなっていた事がちょこちょこ有って、
それは私にとって、とても興味深い出来事でした。
「『どうしても吸いたいときの私』と
『我慢じゃなく、吸いたいと特に思って無いときの私』は何が違うんだろう？」
その質問を頭の片隅に置きつつ
自分の事をしばらくの期間観察してみると、
☆吸いたいとき
・食後
・考え事をするとき
・何か判らないけど強いて言うなら「憂い」的な
気持ちのとき
☆吸おうと思ってないとき
・気分的に「風呂上がり」な感じのとき
(テンションが高い低いではなく、
さっぱりスッキリして機嫌が良いとき)
という違いがあることが解りました。
つまり、タバコを吸うときは
・嗜好品として
という側面だけでなく
・気分的に何かあるときのお供
という側面もあったということです。
気分的に何か、というのは、強いていえば
「憂い」なのですが
「やさぐれている」風でもあるし、一言で
これ、とうまく言い表せない感覚です。
落ち込んでいるのか？というと、そうではないし。
とにかくハッキリしているのは
「スッキリさっぱりではない状態」
ということ。
この事から
「どうやら私は、
気分的にスッキリさっぱりしてるときと、
そうでないときがある」
という、気持ちの波を
改めて自覚することが出来ました。
波があるのは知ってましたが、
そういう内容だったのか～っていうね。
(自分で自分の事って、案外知らないものなのです。)
さて、そこでまた疑問が湧いてきました。
「気分的にスッキリさっぱりではない時に
タバコをお供にしたい理由って何？」
スッキリさっぱりではない時は、別に人間だし
そういう時もあるよね、と思いますが
別にタバコ無しでそう居ても構わない話ですよね？
ところが、私はそういう気持ちのときは
必ずタバコと一緒に過ごしている様子。
タバコが体に悪いのは私だって知っています。
でも、ある特定の気持ちのときは
一緒に過ごしてるということは、
その気持ちのときにタバコを吸うことで、
私にとって
何らかのメリットがあるということです。
私にとっては、百害あっても一利ある存在に
なっているんですね。
アンパンマンは愛と勇気が友達ですが
私は、気分的にスッキリさっぱりではない時は
タバコが友達になっているってことです。
「(どんなに悪いと知っていることでも)
実際にそうしてる、そう行動しているのであれば
その行動の裏には、必ず肯定的意図がある。」
これは本にも書きましたが、
NLPの基本前提のひとつでもあります。
「特定の気持ちの時にタバコを吸う、
という行動の裏にある、
私にとっての肯定的意図は何だろう？」
疑問が浮かんだら解けるまでは気がすまない
方なのですが、この質問のままでは
アタマを使ってしまって
心に深くダイブしないので、
セッションの時によく使う、
次の質問を自分に問いかけてみました。
「特定の気持ちの時にタバコを吸わなかったら、
どんな悪い・イヤな・好ましくない事に
なってしまうと思ってるのかな？」
この質問で自分の中から聞こえてきた答えは
意外なものでした。
～続きます。～
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