心理学者であるブラッドリー夫人は、調査のため非行少年の更正施設にでかける。
ひと夏をその近くですごそうと借りた一軒家で、彼女は奇妙な日記を見つける。
それは、殺人事件の犯人として裁判にかけられたあと、無実になったにもかかわらず、
自殺をとげてしまったベラという女性のもののようだった。
事件に興味を引かれたブラッドリー夫人が過去の事件を調べ始めると、
ベラは、従兄をバルコニーから突き落として殺したという疑いを
かけられただけではなく、遺産を狙って年老いた伯母を殺害したほか、
二人の不良少年が更正施設から脱走するのを手助けしたという
疑いもあった。
ベラは稀代の殺人鬼なのか。
犯人と目されるベラがすでに死んでしまっているというのに、
事件に興味を抱いたブラッドリー夫人が調査を始めると、
次々に新しい事実が浮かび上がり、
ベラはますますひどい女だったように思えます。
が、そこで終わらないのがミッチェル。
プロットは次から次に思いがけない展開を見せ、
思わぬ真犯人が登場します。
ミッチェルのベスト作だと評する人もいる作品ですが、
私もかなりおもしろいと思いました。


