こちら戦国時代
荒れ狂う天気の中
味方がどんどん死んでいく

こっちに向かって矢を飛ばすはお主
飛ぶ矢の中で
やっと見つけた
本当の王将の姿
お主のことよ

刃物で切りつけられても
槍で刺されても
風が吹いても
立ちはだかっていた俺は
お主の本当の姿を見たが最後
希望はなく
ここに倒れる

俺はそう風になる
戦が始まる前も終わった後も
何ごともなかったかのように風のように
静かに
始まる前も終わったも何も変わらず
意味は同じ

最初から一思いに私に矢を放て