兄貴から聞いた話
この前兄貴が自分のアパートに帰ったときに
猫がいたんだって
その猫チョー可愛くて
とにかく小さかったから兄貴の猫好きの血が騒ぎだして、その猫を家に持ち帰ったんだって
家に持ち帰ってから
お腹を空かせてそうだったから、魚の缶詰をそのカワイイ猫にあげたんだって
食べてる最中に兄貴はその猫を見て
なんか変わった色をしてるなって思ったんだって変わった色っていうのは顔が白くて、体が茶色をしていたんだって
そしてその猫はご飯を食べ終わって
違う部屋に行こうとして後ろを向いたときに
兄貴は気付いた
兄貴「こ、この猫…………し、しし尻尾も白いのか」
猫「やっと気付いたか。 お前に会ったとき、すぐに尻尾が白いことに気付くと思っていたが、お前は全然気付かなかったようだな。がっかりした」
兄貴「お前の顔と尻尾がまさか白いなんて、想像もしてなかった。これはかたじけない」
猫「お前はなにも悪くはない。私がお前にもっと尻尾を強調しとけば、もっと早く尻尾が白いことに気付いたのにな。私が悪かった」
兄貴「謝らないでくれ。 尻尾が白いことに気付かなかった俺も悪いし、尻尾が白いことをもっと強調しなかったお前も悪い。これはお互いがお互いを分かってあげていなかったのが原因で起きた問題だ。俺は最初お前をカワイイという理由だけで買おうとしたのが間違っていた。ホントにすまない。だからこれをきに、お互いパートナーとしてやっていこう。」
猫「やだね。」
兄貴「なに!!!???
お前何てことを?なんで嫌なんだ?」
猫「嫌なものは嫌なの。まずてめーに近寄ったのも腹減ったから、てめーだったら餌くれるかなって言う理由だし。それに尻尾が白いこと隠してたのも、てめー最近人生に疲れてそうだからちょっと楽しいことしてやれば猫に弱いてめーだったら食いついて一生飼いたいとか思うと思ったから、尻尾が白いことを隠してたんだよバ…………か?なんかは、腹が、きゅ急に痛くなっ…………て」
兄貴「バカなのはてめーだよ。最初お前を見たときに思ったんだ。腹の減ってるこいつならあの賞味期限が3年過ぎてる缶詰を処分してくれるに違いないってな。だから騙されたフリもしたし、一緒に暮らそうなんても言ったんだ。このバカ猫が」
猫「まさか3年も缶詰を放って置いたとはな……。でも一つ間違っている。あの缶詰は魚じゃなく……魚風牛肉だぞ…バタっ」
兄貴「……………」続く