春風待ち望む今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 

劇団てんぷら 座員 能勢雄太です。

 

先週の土曜日、2月19日は私の誕生日でした。

 

劇団からもお祝い頂き、ツイキャスで企画もさせていただきました。

↓アーカイブ

Petit Four Radio Z #2 - 劇団てんぷら (@gkdn_tnpr) - ツイキャス (twitcasting.tv)

 

人に祝ってもらえるというのはいくつになっても嬉しいものですね。

 

さて、今回のお話は1月半ばに不動産屋さんからお手紙をいただいたお話です。

(ある程度のフィクションを混ぜています。)

 

 

ある日、朝のことでございます。

私は夜間勤務から清々しい気分で帰宅しておりました。

アパートに着き、集合ポストの自分のポストを覗き込むと…

一通の封筒が入っていました。

どうせ、いつもの保険の営業だろうと思い

宛名を見ると「○○弁護士事務所」と記載されていました。

 

私から血の気が引いていくのを感じました。

 

(なにか、私が法に触れることをしたのか?

それとも誰かに訴えられるようなことをしたのか?)

 

そんなことを頭がよぎりました。

とにかく封筒の封を切り中身を確認しました。

中には文書が2枚のみ、その内容は簡単に書くと

 

「老朽化のためアパートを建て替えます。引っ越し代を出すので3月末までに退去してください。尚、今後のやり取りは弁護士を通してください。」

と書かれていました。

私は自分が訴えられてないことに安堵しました。

と、同時に疑問が生まれてきました。

 

能(3月って?2ヶ月くらいしかなくないか?)

 

これから転居先を探して、引っ越し屋を手配し、住所変更、ガス電気水道の手配、etc…

とてもではないですが、間に合いません。

 

能(引っ越し代って、入居時の諸経費も払ってくれるのか?)

 

考えていても拉致があかないと思い弁護士さんに連絡しました。

事務所に連絡すると担当の弁護士は不在だったため

折返しするとのことでした。

 

後日、折返しの電話が来ました。

 

弁「〇〇弁護事務所の田中(仮名)と申します。」

 

担当弁護士の方は男性で若干早口な口調で話し始めました。

 

弁「今回、アパートの老朽化の為、建替え工事を行います。そのため能勢様には

3月末までにご退去頂けますよう、お願い致します。」

 

能「あ、そうなんですね。しかし、急なことですのでお金が無くてですね・・・」

 

弁「賃貸人の御厚意で、引っ越しの費用につきましては出させていただきます。」

 

私は電話での会話が苦手でした。

情報が音声しか無いので、捲し立てられると

どこでこちちの会話を挟んでいいのかわからないからです。

もしかしたらそういう作戦だったのかもしれません。

 

どんどん話を進める弁護士。

しかし、ここでしっかり行っておかなければ

後々、不利益を被るのは目に見えています。

私は意を決し、相手の会話に被せる形で声を上げました。

 

能「あの!引っ越しの費用って、入居時の諸経費とかも入るんですか?」

 

弁「いや、引っ越し費用だけですね。」

 

能「えっと、あの、本当にお金なくて、蓄えも無くてですね。急に言われましても

引っ越しなんてできないですよ。」

 

弁「…じゃあ、とりあえず諸経費の見積もりと引っ越しの見積もりをPDFで送ってください。」

 

能「わ、わかりました。見積もり取れ次第送ります。(とりあえず、検討はしてもらえそうだ…)」

 

電話を切り、疲れと安堵から溜息をつきました。

なんとかなりそう、わたしはそう思っていました。

 

しかし、時間が立って冷静に考えてみると

引っ越しとは数十万円掛かるものです。

転居先に合わせた家電も必要ですし

電話の開設工事やその他にもかかります。

20万円程度では到底足りません。

 

能「どうすればいいんだ…」

 

 

不動産屋さんの手紙1 ~完~

 

今回はここまでです。反響があれば書こうかな?

無くても書きますが(笑)

 

以上、能勢雄太でした!

 

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