こんにちは、GK犬科学研究班の班長です。こんな独り言の垂れ流しみたいな、超絶マニアックなブログに来てくださってありがとうございます
自己紹介はこちらです。
この記事の前提となる首輪科学の記事はこちらです。
🕒 この記事のまとめ
- 愛犬の首輪を自分で設計、製作した。
- 製作工程を大公開
- 最高級ルガトショルダーを使用。 班長の調査の結果、首輪に最も適した皮革のひとつと認定。
- 論文調査から導き出した、喉を守りつつ意思疎通するための最適解。首輪とハーネスのイイトコ取り。
- ルガトが首輪に適している理由
1. 完成品お披露目


2. 製作風景












① 歴史と出自
- 伝統のベルギー産: 1873年創業のベルギーの老舗タンナー(なめし業者)である「マズール社(Tannerie Masure)」が誇る代表作です。
- 北欧産の原皮: 寒冷な北欧地域の牛は、肌がキメ細かく丈夫なのが特徴。その中でも最高級の「ショルダー(肩)」部分だけが使われています。
② 最大の特徴「トラ(模様)」
- 天然の造形美: 牛の首周りに自然にできるシワを「トラ」と呼ばれています。ルガトは、このシワを独自のなめし技術で「宝石のような美しい模様」へと昇華させた傑作。
- 唯一無二: 模様の出方は一枚一枚すべて異なり、同じ製品でも二つとして同じ表情は存在しません。
③ 質感と輝き
- 深みのある透明感: 植物タンニンで丁寧になめされた革に、染料が奥深くまで浸透。表面の光沢感は「革の宝石」と称されるほど。
- エイジングの愉しみ: 使い込むほどに光沢が増し、色が深まっていく。まさに「育てる楽しみ」がある革。
「堅牢」だからこそ、「伝わる」。
今回の作品で、班長が「ルガトショルダー」という素材に期待したのは、単なる耐久性ではありません。
キーワードは
「堅牢であるがゆえの安心」
「堅牢であるがゆえの、解像度の高い通信」
です。
① 堅牢さが生む「絶対的な安心」
首輪は、愛犬の命を繋ぐ命綱です。ルガトショルダーの繊維密度は、牛の部位の中でも群を抜いて緻密。この「強さ」があるからこそ、不意の動きや強い引きに対しても、微動だにしない安心感が生まれます。
触ると分かりますが、「これって革なの?」と思うほどパキッと堅く艶やかで、それでいて使い込むほどに馴染んでくる。

「壊れない」という大前提の信頼が、なにより大切。
また、クッションなどを入れた柔らかい首輪も、一見安心そうに見えますが、引っ張ったときには逆に愛犬の喉を締め付けてしまうということも分かっています。柔らかすぎてもダメなんです。
丈夫で、ギプスのように首を保護してくれる。
それが、ルガトを選んだ一つ目の理由です。
② 解像度の高い「通信」を可能にする
ここが班長の最も伝えたかったポイント。
柔らかすぎる革や、伸びやすい素材の首輪では、飼い主の意図(ハンドリング)が素材に吸収されて「ノイズ」になってしまうことが分かっています。
しかし、ルガトのように剛性の高い革は、指先の微細な動きをダイレクトに、かつ正確に愛犬の首へと伝えてくれます。
- 情報の劣化がない
- タイムラグがない
- 微細なシグナルが通る
まさに「高解像度な通信ケーブル」のような役割。

堅牢な革だからこそ、言葉以上の意思疎通(コミュニケーション)が、より鮮明に、より繊細に行えるようになる。
それが、ルガトを選んだ二つ目の理由です。
③ 5cm幅という「ワイド設計」との最高の相性
班長がジョルノとキートンに作る首輪は、基本全て5センチのワイド幅です。
その理由はこちらです。
ルガトの堅牢な板状の剛性は、幅を広げることで「点」ではなく「面」で首を包み込みます。
- 衝撃の分散: 万が一の時も、広い面積で力を受け止めることで、ジョルノやキートンの気管への負担を最小限に抑えます。
- 安定した情報の伝達: ワイド幅が首に密着することで、情報の「解像度」がさらに高まり、より安定したコンタクトが可能になります。
この「幅広のルガト」は、愛犬を守る「盾」であり、同時に心を通わせる「精密機械」でもあると、班長は考えています。
最近、同じ材料でキートンの分も作りました





