今日は最近ハマった映画の記事です。
1940年4月、つい先日戦闘機で撃ち落とし合った仲の男達が真冬の極寒ノルウェー荒野に放り出されサバイバルするという実話に基づいたお話です
欧州市場向けに作った作品のようで字幕ついてません
ヨーロッパ人中学生でも英語ぺらっぺらだからなぁ・・・
かろうじてドイツ語とノルウェー語の箇所だけデフォルトで英語字幕が表示されます。
イギリス人2人出てくるんですけど、そのうちの1人(スミス)が強烈なリバプール訛
で喋るため何言ってるかわかんねーし作中のドイツ人もうまく聞き取れないシーンがちらほらありました
ドイツ側の上官が「今なんつった?」って聞き返す時の表情最高
ルール絶対のドイツ人と自分らしさを大事にするイギリス人の考え方の違いが盛り込まれててとても興味深い作品でした
自分らしさを大事にする人は人の心を開く力がある。
表面上はクールにフレンドリーを装いながらしたたかに形勢逆転の機会を狙うイギリス人のファインプレーかっこよかった
この作品で初めて知った俳優、Lachlan Nieboer (ラクラン・ニーボア)
イギリス側の上官でとにかく信じられないくらい優雅で魅力的なアクセント
を話す史上最強のイケボ男でして作中だけかと思ったら素であの話し方のようです。
「謝れスミス」が「謝罪したまえスミス君」に聞こえる
しかも表情や仕草までもがもはや芸術と呼べるアクセントに完璧にマッチしており
イギリスにこんな最終兵器みたいな男いたのかよ
加えて高身長にイケメンという奇跡
私来世この人に生まれたい
ラストでノルウェー側にドイツ兵と共謀している疑いをかけられた時の演技とセリフ非常によかったです
ドイツ側の上官スコーピス
頭の回転が速いダベンポート(ラクラン・ニーボア)に手を焼きながら、若く喧嘩っ早い英国兵スミスとドイツ兵ヨセフを叱りつけるお父さんみたいな人
ダベンポートが初対面でいきなりイギリスジョークぶっ飛ばした時のスコーピスの顔
スミスが突然リバプール訛でまくしたて始めた時のスコーピスの顔
この役者さんの表情と声質好きです。大袈裟じゃないのにナチュラルでめっちゃいい表情する
名セリフは
"May I introduce you to the beautiful Norwegian countryside!"
同じくドイツ兵で年長者っぽい落ち着きがあり口数の少ないストランク
絵が超上手い。
なんだかんだでスミスと相性がいい
スミスが超絶喧嘩っ早く、ストランクが超絶落ち着いてるのでまともに話すようになってからはお互いにいい影響を与え合ってました
スミスが即興でつけたあだ名は「うどの大木」です
最初にケガを負って高熱を出し作中ほとんど寝ていたヨセフ。
年齢も一番若そうでケガのこともあり情緒不安定ぎみ
スミスに「お前ぶっ殺す!!」と銃を向けてガチギレシーンがハイライトです
後半でスミスに愛の顔面パンチ喰らわされる作中で最もダメージを喰らった人
スミスが即興でつけたあだ名は「ヒトラー・ジュニア」です
ストーリーや舞台がシンプルなだけに役者の魅力や底力が存分に発揮された作品でした。