公選法違反?:津山でポスター掲示板が燃える /岡山

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081022-00000234-mailo-l33


津山市川崎に設置されている県知事選立候補者のポスター掲示板が燃えたり、ポスターが破られていることが、21日までにわかった。津山署は公職選挙法違反(選挙の自由妨害)の疑いもあるとみて調べている。
 調べでは、19日午前、近所の住人から同市選管に「プラスチック製の掲示板(縦1メートル×横2メートル)が燃やされている」と通報があった。候補者のポスターの一部も焼失していたという。さらに同日、同署員らが市内を警戒したところ、3カ所で候補者のポスターが破られているのが見つかったという。焼けた掲示板は20日、新たに設置された。【坂根真理】

(毎日新聞 10月22日朝刊)


今日はオチャラケ気分じゃないので、マジメにコメント。


掲示板燃やしても何にも変わらないんで、

何か文句があるならインチキ宗教まがいのハルマゲドン選挙を展開している

リフォーム詐欺知事のクビを飛ばすために何かしましょう!


(もしちくわ笛の人に文句があるなら、ちくわとレンコンを買い占めてみてはどうでしょうか?)



で、この前のくり返しになりますが・・・

http://ameblo.jp/give-tivoli-a-chance/entry-10153394752.html


「前知事と国という悪い奴らのせいで、岡山は財政危機なんです。だから、ぼくの改革を止めると大変なことになりますよ」


「でも、ぼくに投票してくれたら、岡山は暮らしやすさ日本一になります」


石井氏のこういうアピールって、典型的な詐欺の手法であると同時に、マインド・コントロールのお約束ですよね?


・「悪い奴のせいでみんなが苦しんでいる」と言って、同じ被害者意識、仲間意識をもつよう誘導。

・「言うことを聞かないと大変なことになる」と地獄のイメージを語り、恐怖を植えつける。

・「でも言うことを聞けば天国が待っている」と荒唐無稽な甘い話で釣り、救いの手を差しのべるふりをする。


典型的というか教科書どおりの「ハルマゲドン方程式」でしょう?


詐欺師が宗教を始めて信者を獲得するにはハルマゲドンしかないように、

何の実績もない(財政危機を招いただけの)人がまた当選するには、

こういう「ハルマゲドン選挙」をするしかないのはわかりますが・・・


良心とか誇りとか恥とか、石井知事(岡山県)には、そういう概念や感覚はないんでしょうかね?



で、これまでさんざんチボリを選挙運動の道具に使って来た石井知事(岡山県)。


彼の「チボリを利用した選挙キャンペーン」のグランドフィナーレが明らかになりました。


倉敷チボリ大型遊具 一括売却へ
ジャパン社方針 来月売却先決定

 今年末で閉園する倉敷チボリ公園(倉敷市寿町)を運営するチボリ・ジャパン社が園内の大型遊具を一括して売却する方針を固めていることが23日、分かった。倉敷市は同日開かれた市議会総務委員会で「花と緑のスペースの確保は要望しているが、遊具は想定していない」と表明、異論を示していないことから、同社は11月中にも売却先を決定する考え。

(山陽新聞 2008年10月24日)


http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2008/10/23/2008102322090281002.html


Webに載っていないつづきの記事は以下です。


 売却対象となるのは、観覧車の「チボリバルーン」やメリーゴーランド、ジェットコースター、チボリ鉄道など18のアトラクション。同社によると、閉園決定以降、国内外のれじゃ施設数社から大型遊具の利活用に関する問い合わせがあるという。

 ジャパン社は県を通じて地主のクラボウ(大阪市)や倉敷市に対し、園内施設の利活用について10月20日を期限として意向を打診。クラボウからは期限までに回答がなく、倉敷市は花と緑のスペースの確保以外は要望していないことやクラボウ側の意向が不明な点などを理由に、県への回答を保留している。

 ジャパン社は、購入希望のあった各社に見積もりを出してもらい売却先を決定する。関係者によると、購入金額には遊具の撤去・解体費なども含まれており、土地返還のための同社負担見込み額約9億円のうち数億円に充てられるという。

 倉敷市はアンデルセンホールなどの建物については、11月市議会の議論を踏まえて、県へ回答したいとしている。

(斉藤章一朗)


動画ニュースでは全部語られています、多分・・・。

http://www.sanyo.oni.co.jp/news_okayama/index.html?d=2008102302


こういう報道もありました。


チボリ遊具 複数企業が購入希望 来月末まで売却先決定


今年いっぱいで閉園となる倉敷チボリ公園(倉敷市寿町)の観覧車、ジェットコースターなどの遊具購入を希望する企業が複数あることが23日、市議会総務委員会(森分敏明委員長)で明らかになった。 報告によると、チボリ・ジャパン(チ社)から10月初旬、岡山県を通じて「購入希望業者があることから施設利活用の有無について意向を教えてほしい」と照会があり、同市は「利活用を想定していない」と答えた。 チ社によると、今月までにレジャー関連、商社など国内7~8社から問い合わせがあったという。

(岡山日日新聞 10月24日)

https://okanichi.co.jp/20081024130418.html


まず、素朴な疑問なのですが・・・


なぜチボリ・ジャパン社はわざわざ岡山県を通じて打診しているのでしょうか?


そして、


なぜ10月20日と期限を切るのでしょうか?


倉敷市は「利活用は想定していない」と意思表示したとされ、クラボウさんからは回答がなかったということは、クラボウさんの開発の中で使われる可能性がゼロではなかったということです。


ということは、倉敷チボリ公園の存続、あるいはあの場所が使われる可能性もまだゼロにはなっていないと解釈できます。


坂口社長は、チボリの名前がなくなっても、アウトレットモールを導入してでも、生まれ変わってでも、その一部でも未来に残したいようなことをずっと訴えてましたよね?


坂口氏は「私は、駅前の静かな公園として県民・市民公園化することは考えていない。その方向で進むのであれば本意ではなく、社長は辞職したい」と腹をくくるが、知事は黙ったままだった。

(毎日新聞 2008年10月2日 地方版 より)

http://mainichi.jp/area/okayama/news/20081002ddlk33040589000c.html

とも言ったらしいじゃないですか?


それなら、たとえ自分の会社がなくなって自分が地位をなくして関係なくなるにしても、クラボウさんの開発の中で少しでも多くの部分、少しでも多くの施設を残してもらえることを願って、待つべきではないでしょうか?


クラボウさんの計画が決まるのを・・・


問い合わせをして来た会社も、本当に欲しいなら、地主のクラボウさんの方針が決まるまで待って欲しいと言えば待つでしょう。

全部の会社が急ぐわけはなく、特に商社などは融通が利きそうな気もします。


それなのになぜ10月20日などと期限を決めて、クラボウさんを急かし、選択肢を狭めると同時に、チボリ存続、公園をできるだけ残すことのできる可能性を消すようなことをするのか?



実はこの謎を解くヒントになるような話がいくつかあります。


2年前、知事にTJ社の再建を懇請されて引き受けた坂口正行社長は就任半年後の06年12月、島津義昭副知事から「(クラボウに更地で返すため)建物・施設の撤去費用を残しておくように」と言われ、がくぜんとしたという。その時点で、県には事業継続の意思がない、としか聞こえなかったからだ。
(朝日新聞 2008年8月27日)


今年8月27日付の新聞報道によると、チボリ問題を担当する島津義昭副知事が06年12月、「(地主のクラボウに更地で返すため)建物・施設の撤去費用を残しておくように」と坂口氏に言った――との記事が出た。県議会の委員会でこの点を質問された県側は、発言を認めなかった。
 しかし、坂口氏は「07年1月15日には確実にあった」と話す。坂口氏のメモでは、その日の午後2時半ごろに県庁を訪問し、チボリ問題担当の部長(当時)の案内で島津氏と面会。その際、島津氏から聞かされたという。理由は「早く(土地を)返せば株主に返せるお金が残る」。坂口氏は「県はチボリ事業からの撤退を、この時点で既に視野に入れていた」と言う。
(毎日新聞 2008年9月25日朝刊より


撤去・解体費を何より、気にし、こだわり、チボリ・ジャパン社と坂口社長を指導していたのは、岡山県です。


話が平行線のまま進んでいた昼前、TIのリーブスト社長が「ここで5分ほど休憩したい」と提案。チ社の坂口正行社長はここがチャンスとみてリーブスト氏を外に誘い出し、本家・チボリ公園内を歩きながら話しかけた。
 「倉敷の公園は県の支援なしには成り立たない。制度は支援の前提で、認めてもらえなければ公園が終わる」。リーブスト氏は「認める用意はあるが、継続的投資や2社のワークショップの合意事項を守ることなどを認めてほしい」と話した。
 5分のはずが約20分になった。再開後の交渉で、坂口氏は「過去がどうであれ、チ社の運営は私が決める。取り組んでいける、いけないは自分で判断する」と述べた。

(毎日新聞 9月24日朝刊より)


「私が決める」「自分で判断する」とチボリ・インターナショナルの社長にミエを張ってしまった坂口氏ですが・・・


文書には、TIが求めた「(投資額)5年間36億円」の数字はなかった。しかし、両社間の契約を解除できる場合として、「倉敷チボリ公園の運営方針などを協議するワークショップでの合意事項が実施されない時」のほかに「ワークショップで2回続けて合意ができない時」とあり、県側は激しく反応した。


 坂口氏はこのように考えていた。「とりあえずワークショップを行い、どうしても合意できなければ契約解除もやむなし」。しかし、06年3月末に石井正弘知事が発表した「指定管理者制度導入による県民・市民公園化」方針にこだわる県は、「これでは契約更新できない。その時は指定管理者制度は見送る」と話す。この言葉に坂口氏はがく然とした。
(毎日新聞 2008年10月2日地方版)


実際には、「がく然」をくり返しながら、県の言いなりになってばかりでした。


遊具の売却だけが、チボリ・ジャパン社の意向で決められるとは思えません。

チボリ・ジャパン社にそのような自由度があるなら、わざわざ岡山県を通さなかったのではないでしょうか?


 チ社社員が県幹部との電話を記録した文書がある。数年前のものだが、チ社の収支見込み作成にあたり、県幹部は「販売管理費は1億円減」「入園者は90万人、100万人の2パターン」「消費単価は3200円」などと具体的な数字を指示。さらに県幹部は「(これを基にチ社が出す収支見込みの)数値への責任はチ社にある」「県が作成を強制したことにはならない」などと念押ししている。

 ここから読み取れるのは、いかに県が日ごろのチ社の経営に深く関与していたか、だ。

 06年のチ社株主総会後の会見で、チ社会長の石井知事は、02~06年度の経営再建計画に掲げた「補助金抜きで単年度黒字」が未達成だった場合の責任を問われ、「計画はチ社で作り、議会の承認を得た。県は計画に沿って(5年間計35億円の)補助をしている」と述べた。「県に責任はない」と言わんばかりだったが、果たしてそうか。“検証委任せ”にしないためにも、徹底的な情報公開に基づく県民の“審判”が必要だ。【小林一彦】

(毎日新聞 2008年10月4日地方版 より)



以上を参考に推理すると・・・


 知事選挙の直前に「改革」なり「クラボウにチボリの施設と花と緑を残してもらったという手柄」をアピールするため、クラボウさんに結論を急がせたい石井知事(岡山県)が、打診と売却を強制。

 さらに石井知事(岡山県)は「(今の形での公園存続を不可能にする遊具の)売却の責任はチ社にある」「県が売却を強制したことにはならない」などと念を押した。


という感じでしょうか・・・


そして、当然、その前の段階で・・・


 石井知事(岡山県)もしくは岡山県幹部は「(園内施設の利活用について)倉敷市やクラボウに岡山県知事選挙前のちょうどいい時期を期限に意向を打診するのはチボリ・ジャパンの意向」「岡山県知事と岡山県が選挙運動のためにクラボウにプレッシャーをかけたことにはならない」などと念を押した。


ということもあったのではないでしょうか?





岡山県のハルマゲドン知事・石井正弘、“チボリの選挙利用”グランドフィナーレ!(その2
につづく