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しゃんのインドアライフ

自らの文化系的なインドアライフを綴ります。
主に、読書、音楽、映画など、日常生活の話が中心です。

こんばんは。

今、早稲田松竹で、鈴木清順監督「浪漫三部作」が上映されていると聴いて、まず「夢二」(1991年)を観てきました。

まず、早稲田松竹さんは、なかなか味わいのある映画館でした。結構お客さんも満員近くで盛況でした。
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鈴木清順監督「浪漫三部作」は、6月20日から6月26日までの上映です。{BACD641B-7554-4572-B656-F799C8185EB6:01}


館内に貼ってあったポスターです。{5A53E474-4717-438E-944F-BD102C75A544:01}

映画「夢二」は、かなり以前にTVで放映していたのを観た記憶がありますが、映画館のスクリーンで観るのは今回が初めてです。

以前観たはずのストーリーはすっかり忘れており、紙風船が飛んでいる映像だけが頭の片隅に残っていました。

さて、映画の舞台は、大正時代の金沢。
わたし的には、竹久夢二と笠井彦乃とが過ごした金沢での生活がドキュメント的に描かれていたのかなと思っていたのですが、実際はフィクション性の強いものでした。

冒頭に夢二が見た夢が、彦乃を金沢で待つ夢二に実際に起こりそうな不吉な展開で進んでいくのですが、途中途中で現実ではありえないような映像がパッパッと映し出されたり、急に無音で映像だけの場面になったりと、観ている自分があたかも夢をみているかのような不思議な感覚にとらわれました。

私がこの作品で一番に感じたことは、日本の美、特に金沢の美でした。
山と湖、加賀友禅や九谷焼、和室の朱色壁や群青色の壁の陰翳。本当に美しいなと思いました。

さらに、毬谷友子さんの美しさは本当に際立っていました。私は、最初、毬谷さんのお顔立ちが実際のお葉に似ておられる印象を持ったため、お葉役なのかなと思っていたのですが、お葉は広田玲央名さんでした。

あと、石川県歴史博物館の赤レンガ、そして今はなき湯涌温泉の白雲楼ホテルらしき近代的な建築物も映し出され、まさに大正浪漫を感じることができました。

映画の中で、金沢では生きることに手間をかけるという女将の言葉に対して、夢二がまさにここは自分の理想としていた場所であると言ったシーンは、特に印象に強く残りました。


私は、竹久夢二の絵、絵封筒等のデザイン、「宵待草」の作詞等、彼の多才さに魅かれるだけでなく、時代の寵児としての栄光と影、挫折といった夢二の人生にも強く魅かれます。

今回、映画「夢二」を観て、また東京都文京区の竹久夢二美術館や、しばらく行っていない金沢、そして、夢二が笠井彦乃と逗留した金沢の湯涌温泉「やました」さんに行ってみたいなと思いました。